台湾の観光・インバウンドの生活者調査
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台湾で観光・インバウンドの生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。
調査設計の要点
- 訪日客数が年間676万人(2025年)と大きく、リピーターが多い国なので、スクリーナーでは「過去2年の訪日回数」と「次回の訪問予定地」を聞き、初訪問層とリピーター層を分けて募集します。
- 18〜25歳のクロスボーダー決済経験率が36%と高い(MIC 2025年9月)ため、若年層には日本での支払い方法や決済アプリの使い分けを具体的に聞くと行動の違いが出ます。
- インタビューは台湾華語で行い、日本の地名・店名は日本語表記のままでも通じることが多い一方、繁体字の通称(例:大阪心齋橋)を併記すると回答が滑らかになります。
- 訪日客数の統計は台湾全体を示しますが、オンラインパネルは台北・新北など北部の利用者が多いため、中南部からの直行便利用者の行動は別途割り付けが必要です。
現地の調査で分かっていること
2025年の台湾からの訪日客数は676万3,400人で前年比11.9%増となり、年間で過去最高を更新しました。国・地域別では韓国、中国に次ぐ第3位です。
出典:日本政府観光局(JNTO)(2026年1月)[1]
2026年7月の台湾からの訪日客数は76万3,800人(前年同月比26.4%増)で、単月として初めて70万人を超え過去最高を記録しました。2026年1〜7月の累計は473万6,000人で前年同期比21.8%増です。
出典:日本政府観光局(JNTO)(2026年8月)[2]
2025年の台湾からの訪日客による旅行消費額は1兆2,110億円(前年比11.1%増)で、訪日客全体の消費額9兆4,559億円の12.8%を占め、国・地域別で中国に次ぐ第2位でした。
出典:観光庁(2026年1月)[3]
台湾のインターネット利用者のうち、海外でモバイル決済(クロスボーダー決済)を使った経験がある人は2023年の12%から2024年には19%に増え、18〜25歳では36%と全年齢層で最も高くなりました。クロスボーダー決済の経験者のうち6割近くが日本で利用しています。
出典:資策會產業情報研究所(MIC)(2025年9月)[4]
AIインタビューの設問例
上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。
- Q1直近の日本旅行について、行き先を決めた時に参考にした情報源や投稿を、思い出せる順に教えてください。
- Q2日本旅行の予算はどのように決めましたか。宿泊、食事、買い物のうち、実際に一番お金を使ったのはどれで、それはなぜですか。
- Q3日本での支払いで、現金、クレジットカード、スマホのクロスボーダー決済をどのように使い分けましたか。使えなくて困った場面はありましたか。
- Q4これまで何回日本に行きましたか。回数を重ねるうちに、行き先や旅行のスタイルはどう変わりましたか。
- Q5次に日本へ行くとしたら、まだ行ったことのない場所や体験で興味があるものは何ですか。それを知ったきっかけも教えてください。
Fast Insight で台湾の生活者に聴く
- パネル募集で対応する言語
- 中国語
- 料金の目安
- 1インタビューあたり ¥10,000(ライト:11〜20分、パネル募集、税別)
よくある質問
- Q. 台湾の訪日旅行者に聞く場合、どの言語でインタビューしますか。
- 台湾華語(繁体字中国語)で行います。日本の固有名詞は日本語表記のままでも理解されることが多いですが、ガイドに繁体字の呼称を併記しておくと回答者の負担が減ります。
- Q. JNTOや観光庁の統計はインタビュー設計にどう使えばよいですか。
- 訪日客数や消費額の伸びは「誰が、どのくらいの頻度で来ているか」の全体像を示すものなので、募集条件(訪日回数、同行者、旅行時期)を決める根拠として使うのが適切です。個々の行動理由や情報源はインタビューで確認してください。
- Q. 旅行前と旅行後のどちらのタイミングで聞くのがよいですか。
- 帰国後1か月以内の人に旅程を振り返ってもらう設計が最も具体的な回答を得やすいです。次回の意向を聞く場合は、直近の旅行の満足点と不満点を先に聞いてから、次に行きたい場所を尋ねる順序にすると回答が安定します。
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関連する調査ガイド
出典
本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。
- [1] 日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2025年12月推計値)・2025年 訪日外客数(総数)市場別月次表」(2026年1月・公的統計・対象:台湾から日本への入国者・実査:2025年1月〜12月(推計値)・出入国統計に基づく推計)
- [2] 日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2026年7月推計値)」(2026年8月・公的統計・対象:台湾から日本への入国者・実査:2026年1月〜7月(推計値)・出入国統計に基づく推計(市場別月次表 https://www.jnto.go.jp/statistics/data/_files/20260819_1615-4.pdf))
- [3] 観光庁「インバウンド消費動向調査2025年暦年(速報)及び10-12月期(1次速報)の結果について」(2026年1月・公的統計・対象:日本を出国する台湾在住の訪日外国人・実査:2025年1月〜12月・空港・港湾での聞き取り調査(速報値、数表 https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001977997.pdf))
- [4] 資策會產業情報研究所(MIC)「【行動支付調查】50元內小額消費 優先選用行動支付首度超越現金 出國旅遊熱潮與業者力推帶動成長7% 曾用跨境支付者達19%」(2025年9月・プレスリリース・対象:台湾のインターネット利用者・n=5,000・実査:2024年第3四半期(2か月間)・オンライン調査(95%信頼水準で誤差±1.39%))