インドネシアの観光・インバウンドの生活者調査

出典の最終確認日:

インドネシア観光・インバウンドの生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。

調査設計の要点

  • 訪日客の47.2%が初めての訪日で個別手配が88.0%を占めるため、対象者は「訪日経験者」と「検討中の未経験者」を分け、初訪日の情報探索(SNS 49.1%・動画サイト 44.0%)を追体験してもらう設計が有効です。
  • 募集はジャカルタ首都圏・スラバヤ・バンドンなど都市部の中間所得層以上に絞ってください。訪日はインドネシア国内では上位所得層の行動で、オンラインパネルの全国平均は当てはまりません。インタビューはインドネシア語で行います。
  • 平均泊数が15.3泊と長く、費目では宿泊費が40.5%と大きいため、周遊経路・宿の選び方・ハラール食と祈祷室の確保を必ず聞いてください。買い物は菓子類とコンビニが中心なので、土産の決め方は具体的な商品名で聞くと差が出ます。
  • 訪日客数は年23.8%増と急伸していますが、旅行支出は1人当たり4.5%減です。「増えた層」が誰かを把握するため、渡航回数と同行者で層分けしてください。

現地の調査で分かっていること

  1. 2025年のインドネシアからの訪日客数は64万600人(推計値)で、前年の51万7,651人から23.8%増え、年間で過去最高となりました。2025年12月単月も8万1,700人(前年同月比8.9%増)で12月として過去最高です。

    出典:日本政府観光局(JNTO)2026年1月[1]

  2. 2025年のインドネシア人一般客の1人当たり旅行支出は20万5,276円(前年比4.5%減)で、旅行消費額は1,308億円(18.0%増)でした。費目別では宿泊費が40.5%、買物代が24.7%、飲食費が19.0%で、平均泊数は15.3泊と長期滞在が特徴です。

    出典:観光庁2026年4月[2]

  3. 同調査では、インドネシア人一般客の47.2%が初めての訪日で、旅行形態は個別手配が88.0%を占めました。出発前に役立った情報源はSNSが49.1%、動画サイトが44.0%、自国の親族・知人が30.4%で、日本政府観光局のサイトは15.7%でした。

    出典:観光庁2026年4月[2]

  4. 買い物では菓子類の購入率が74.1%(購入者単価1万2,767円)、衣類が55.8%(同1万7,064円)、化粧品・香水が32.3%で、買物場所はコンビニエンスストア88.1%、スーパーマーケット55.1%、百貨店54.1%、ドラッグストア50.7%でした。旅行中に役立った情報として「祈祷室」を挙げた人が9.9%います。

    出典:観光庁2026年4月[2]

  5. 2026年1月のインドネシアからの訪日客数は7万3,999人(暫定値)で、前年同月の6万3,230人から17.0%増え、1月として過去最高でした。うち観光客は5万7,091人(12.2%増)です。

    出典:日本政府観光局(JNTO)2026年4月[3]

AIインタビューの設問例

上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。

  1. Q1最近の日本旅行(または計画中の旅行)について、最初に情報を探したのはどこでしたか。SNSや動画で参考にした投稿を具体的に教えてください。
  2. Q2日本での滞在日数と回った都市を教えてください。宿泊先を選んだときに一番重視したことは何でしたか。
  3. Q3日本でハラール食や礼拝の場所をどのように探しましたか。困った場面があれば教えてください。
  4. Q4日本で買ったお土産や自分用の買い物で、いちばん満足したものと、その購入場所を教えてください。
  5. Q5旅行の手配で、旅行会社ではなく自分で予約した理由は何ですか。次の旅行で変えたいことはありますか。

Fast Insight でインドネシアの生活者に聴く

パネル募集で対応する言語
インドネシア語
料金の目安
1インタビューあたり ¥10,000(ライト:11〜20分、パネル募集、税別)

よくある質問

Q. インドネシアの訪日旅行者調査はどのような人を対象にすべきですか。
都市部の中間所得層以上で、訪日経験者と訪日を検討中の人を分けて募集するのが基本です。初めての訪日が半数近くを占めるため、経験者の中でも渡航回数で層分けしておくと情報探索の違いが読み取れます。
Q. 観光庁やJNTOの統計と、AIインタビューの結果はどう組み合わせればよいですか。
統計は「何が起きているか」(長期滞在・個別手配・コンビニでの買い物など)を示し、インタビューは「なぜそうするか」を補います。統計の数字を設問に織り込み、たとえば宿泊費の比重が大きい理由を本人の言葉で確かめる使い方が向いています。
Q. 宗教への配慮はインタビュー設計にどう反映しますか。
ハラール食・礼拝室・断食月の旅行時期は、訪日旅行の満足度に直結する話題なので、避けずに丁寧に聞く設問を入れてください。ラマダン期間中は実査の時間帯にも配慮が必要です。

サービス資料を請求する

対応国・言語、料金、進め方をまとめた資料をメールでお送りします。

資料請求フォーム

ご関心のあるリサーチ
Fast Insight をどこで知りましたか

利用規約個人情報保護方針をご確認のうえ、同意して送信してください。

関連する調査ガイド

インドネシアの他の業種

他の国の観光・インバウンド

出典

本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。

  1. [1] 日本政府観光局(JNTO)訪日外客数(2025年12月推計値)」(2026年1月・公的統計・対象:インドネシア国籍の訪日外客・出入国統計に基づく推計
  2. [2] 観光庁訪日外国人の消費動向 インバウンド消費動向調査結果及び分析 2025年 年次報告書」(2026年4月・公的統計・対象:日本を出国するインドネシア国籍の一般客(クルーズ客を除く)・実査:2025年暦年・空港・港での聞き取り調査
  3. [3] 日本政府観光局(JNTO)2026年1月 国・地域別/目的別 訪日外客数(暫定値)(対2025年比)」(2026年4月・公的統計・対象:インドネシア国籍の訪日外客・出入国統計に基づく暫定値