韓国の観光・インバウンドの生活者調査
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韓国で観光・インバウンドの生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。
調査設計の要点
- 訪日は「日常化」しており、初訪問者と複数回訪問者では旅行の組み立て方が全く異なります。募集時に訪日回数(初回・2〜3回・4回以上)を必ず取り、少なくとも2層で分けて聞きます。
- 1人当たり支出が10万4,606円で前年比4.1%減、平均4.0泊と短い旅行が中心のため、高額消費の仮説より、短期滞在の中で何に払い何を削るかを具体的に辿るショッパージャーニー型が向いています。
- 20代の日本への好意度は53.6%と全体より高く、旅行先の満足度は札幌・沖縄など都市で大きく異なります。年代と直近の訪問先を組み合わせて募集し、全国平均で語らないようにします。
- インタビューは韓国語で実施し、日本の地名や店名は韓国語の通称(例:オサカ、フクオカ、ドン・キホーテなど)で聞き取れるようにガイドの固有名詞を整えます。
- 2026年11月1日の購入分から、訪日客向けの消費税免税は税込で支払い、出国時の税関確認後に返金を受けるリファンド方式に変わります(観光庁)。買物の行動を聞く場合は、直近の訪日が11月の前か後かを必ず確かめ、前後で分けて比べます。
現地の調査で分かっていること
2025年の韓国からの訪日客は945万9,600人(前年比7.3%増)で、全ての国の中で最多でした。2025年12月単月も97万4,200人(前年同月比12.3%増)と過去最高を更新しています。
出典:JNTO(日本政府観光局)(2026年1月)[1]
2025年の韓国からの訪日客の旅行消費額は9,864億円(前年比2.7%増)で、訪日客全体の10.4%を占めました。一方、1人当たりの旅行支出は10万4,606円(前年比4.1%減)、平均泊数は4.0泊と短く、人数の伸びに対して単価は下がっています。
出典:観光庁(2026年1月)[2]
韓国在住の生活者の海外旅行経験率は、2019年(41.5%)を100とした指数で2025年に81にとどまり、今後1年に海外旅行費を「増やす」と答えた人は34.4%(2019年は39.1%)でした。海外旅行の総費用は2019年の141万ウォン台から指数124の水準に上がっています。
出典:Consumer Insight(컨슈머인사이트)(2026年1月)[3]
韓国の海外旅行経験者13,287名の評価では、日本は満足度756点で11位でした。都市別では札幌が786点でアジアの旅行先の1位、沖縄が769点で2位となり、日本国内でも上位と下位で145点の差があります。
出典:Consumer Insight(컨슈머인사이트)(2025年10月)[4]
韓国の19〜59歳の生活者のうち、日本に好意的な人は36.0%で、20代では53.6%に上ります。直近1年に日本製品を買った人は64.0%、今後の購入意向は91.1%で、60.5%は日本製品の不買運動は「すでに終わった」と見ています。
出典:Embrain Trendmonitor(엠브레인 트렌드모니터)(2026年7月)[5]
韓国の1年以内の訪日経験者が日本旅行中に買った品目は、菓子類66.7%、食品54.3%、化粧品・美容用品53.4%が上位でした。衣類は10.9%と5か国の中で際立って低くなっています。
出典:博報堂クロスバウンド・ビジネス・ラボ(2025年8月)[6]
韓国の訪日経験者の8割以上は過去にも日本を訪れたリピーターで、旅行中に最も多く買われたのは菓子類でした。
出典:株式会社ヴァリューズ(2026年3月)[7]
AIインタビューの設問例
上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。
- Q1直近の日本旅行について、行き先を決めた経緯を最初から教えてください。他に候補だった国や都市はありましたか。
- Q2その旅行では何泊しましたか。滞在が短い中で、宿泊・食事・買い物・交通のどこにお金をかけ、どこを節約しましたか。
- Q3旅行前と旅行中に情報を集めた手段を教えてください。どのアプリやSNSで、どんな内容を調べましたか。
- Q4日本で買った商品や食べたものの中で、韓国に帰ってからも買い続けているものはありますか。理由も教えてください。
- Q5次の海外旅行の予算は前回と比べて増やしますか、減らしますか。為替や物価の変化は行き先の選択にどう影響していますか。
Fast Insight で韓国の生活者に聴く
- パネル募集で対応する言語
- 韓国語
- 料金の目安
- 1インタビューあたり ¥10,000(ライト:11〜20分、パネル募集、税別)
よくある質問
- Q. 韓国の訪日客調査はどのような人を集めればよいですか。
- 直近1〜2年に日本を訪れた韓国在住者を対象に、訪日回数と直近の訪問先で割り付けます。訪日は複数回の経験者が多いため、初回と複数回を分けて集めると示唆が明確になります。
- Q. 上記の統計はどのように使えばよいですか。
- JNTOと観光庁の数値は全数推計と公式調査で、規模と単価の把握に使います。生活者側の意識は韓国の調査会社の値で補い、インタビューでは個々の旅行の意思決定と支出の内訳を深掘りします。
- Q. インタビューは韓国語で行うのですか。
- はい、回答者には韓国語で質問し、研究者は日本語で設計と閲覧ができます。日本の地名や商品名は韓国語での呼び方が定着しているため、ガイドの固有名詞は現地の表記に合わせます。
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関連する調査ガイド
出典
本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。
- [1] JNTO(日本政府観光局)「訪日外客数(2025年12月推計値)」(2026年1月・公的統計・対象:訪日外客数(全数推計)・実査:2025年1〜12月・出入国統計に基づく推計)
- [2] 観光庁「インバウンド消費動向調査 2025年暦年(速報)」(2026年1月・公的統計・対象:日本を出国する韓国在住の訪日客・実査:2025年1〜12月・空海港での聞き取り調査)
- [3] Consumer Insight(컨슈머인사이트)「2025-26 국내·해외 여행소비자 행태의 변화와 전망」(2026年1月・プレスリリース・対象:韓国在住の旅行者(週次の旅行行動・計画調査)・n=26,000・実査:2025年通年(毎週500名の継続調査)・週次オンライン調査)
- [4] Consumer Insight(컨슈머인사이트)「스페인, 스위스 제치고 해외여행지 만족도 첫 1위」(2025年10月・プレスリリース・対象:韓国在住で対象期間に海外旅行をした人・n=13,287・実査:2024-09〜2025-08の海外旅行経験者(毎年9月に集計)・オンライン調査)
- [5] Embrain Trendmonitor(엠브레인 트렌드모니터)「2026 일본 제품 및 콘텐츠 소비 관련 인식 조사」(2026年7月・公開レポート・対象:韓国在住の19〜59歳男女・n=1,000・実査:2026-05-18〜19・オンライン調査)
- [6] 博報堂クロスバウンド・ビジネス・ラボ「5カ国インバウンド顧客購買意識調査」(2025年8月・プレスリリース・対象:中国・韓国・米国・タイ・インドの各国で、1年以内に日本旅行の経験がある20歳以上の男女(各国258名)・n=258・実査:2025年3月〜6月・インターネット調査(2024年の JNTO 国別訪日客数でウェイトバック))
- [7] 株式会社ヴァリューズ「【無料レポート】2026年 訪日インバウンド観光客調査〜中国・台湾・タイ・韓国」(2026年3月・公開レポート・対象:中国・台湾・タイ・韓国の訪日旅行経験者・インターネット調査(2024年調査との比較))