韓国の小売・ECの生活者調査
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韓国で小売・ECの生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。
調査設計の要点
- オンライン取引の77.4%がモバイル経由のため、スマートフォンの画面共有でクーパン・ネイバー・トスの実際のアプリ操作を見ながら聞くと、口頭の説明より購買の分岐点が明確になります。
- クーパン一強から、ネイバープラスストアやトスショッピングへの分散が起きています。主利用プラットフォームで割り付け、乗り換えた人には乗り換えの契機(個人情報の扱い・配送・価格)を必ず聞きます。
- 店頭チャネルの利用が1年で15.8ポイント増えているため、EC調査でもダイソーやオリーブヤングでの店頭購買を旅程に含め、オンラインだけの旅程として読まないようにします。
- 海外からの直接購入は中国発が最大で、越境ECの経験者は若年層に偏ります。海外直購のテーマでは、直近の海外直購の経験を募集条件にします。
現地の調査で分かっていること
韓国の2025年12月のオンラインショッピング取引額は24兆2,900億ウォン(前年同月比6.2%増)で、そのうちモバイル経由が18兆8,000億ウォンと77.4%を占めました。2025年10〜12月期の海外からの直接購入額は2兆2,500億ウォン(前年同期比1.6%増)で、中国からの購入が1兆4,700億ウォンと最大です。
出典:国家データ処(국가데이터처、旧・統計庁)(2026年2月)[1]
韓国の2025年9月のオンラインショッピング取引額は23兆7,956億ウォン(前年同月比13.3%増)で、食品・飲料は17.7%増と伸びが大きい分野でした。2025年7〜9月期の海外からの直接購入額は2兆1,224億ウォン(前年同期比9.2%増)です。
出典:国家データ処(국가데이터처、旧・統計庁)(2025年11月)[2]
韓国の15〜69歳のオンライン購入者のうち、クーパンを主に使うと答えた割合は前年から7.0ポイント下がり、ネイバープラスストアは7.5ポイント上がりました。また、買い物でAIサービスを試した人は10人に6人で、用途は商品比較(54.4%)とプラットフォーム間の価格・特典比較(46.2%)が上位です。
出典:Opensurvey(오픈서베이)(2026年4月)[3]
韓国の20〜69歳の生活者のうち、主に店頭で買い物をする人は41.3%で、店頭チャネルの利用は1年で15.8ポイント増えました。ダイソー来店者の89.2%には習慣的に買う定番品があります。
出典:Opensurvey(오픈서베이)(2025年11月)[4]
韓国の20〜69歳の生活者の支払いでは、現金は10回に1回未満にとどまり、モバイル決済は実物カードとほぼ同じ水準で使われています。オンラインの買い物ではネイバーペイがポイントや割引で大きく先行し、送金ではカカオペイが「周りが使っているから」という理由で選ばれています。
出典:Opensurvey(오픈서베이)(2026年6月)[5]
AIインタビューの設問例
上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。
- Q1直近1週間でオンラインで買ったものを思い出してください。クーパン・ネイバー・トスなど、どのアプリで何を買い、なぜそのアプリを選びましたか。
- Q2主に使う買い物アプリをこの1年で変えた方は、そのきっかけを教えてください。配送、価格、特典、個人情報の扱いのどれが最も影響しましたか。
- Q3買い物で生成AIやAI検索を使ったことがあれば、どんな場面で何を比べましたか。結果をどこまで信用しましたか。
- Q4ダイソーや大型スーパーなど店頭で定期的に買っているものは何ですか。それをオンラインで買わない理由を教えてください。
- Q5海外のサイトやアプリから直接商品を買った経験があれば、最後に買ったものと、国内で買う場合と比べて何を気にしたかを教えてください。
Fast Insight で韓国の生活者に聴く
- パネル募集で対応する言語
- 韓国語
- 料金の目安
- 1インタビューあたり ¥10,000(ライト:11〜20分、パネル募集、税別)
よくある質問
- Q. 韓国のEC・小売調査では、どのプラットフォームの利用者を集めるべきですか。
- クーパン、ネイバー、トスショッピングの主利用者を分けて集めると比較が明確になります。加えて、店頭中心の生活者も一定数含めると、オンラインと店頭の使い分けが読めます。
- Q. 上記の統計はどのように使えばよいですか。
- 国家データ処の数値は事業者側の全数統計で、規模と伸びの把握に使います。生活者側の利用実態はオープンサーベイなどの全国オンライン調査で補い、インタビューでは個々の購買の分岐と理由を集めます。
- Q. アプリの操作を見ながらインタビューできますか。
- はい、スマートフォンの画面共有を使い、実際の買い物アプリを操作してもらいながら質問できます。検索、比較、決済までの流れを見ると、口頭では出ない迷いや離脱の理由が拾えます。
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関連する調査ガイド
出典
本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。
- [1] 国家データ処(국가데이터처、旧・統計庁)「2025년 12월 온라인쇼핑동향 및 4/4분기 온라인 해외 직접 판매 및 구매 동향」(2026年2月・公的統計・対象:韓国のオンライン販売事業者(全数ベースの月次統計)・実査:2025年12月および2025年10〜12月期・事業者調査)
- [2] 国家データ処(국가데이터처、旧・統計庁)「2025년 9월 온라인쇼핑동향 및 3/4분기 온라인 해외 직접 판매 및 구매 동향」(2025年11月・公的統計・対象:韓国のオンライン販売事業者(全数ベースの月次統計)・実査:2025年9月および2025年7〜9月期・事業者調査)
- [3] Opensurvey(오픈서베이)「온라인 쇼핑 트렌드 리포트 2026」(2026年4月・公開レポート・対象:韓国在住の15〜69歳男女(第2段階は主要3プラットフォームの直近購入者900名)・n=2,100・実査:2026-03-19〜23・モバイル調査)
- [4] Opensurvey(오픈서베이)「오프라인 쇼핑 트렌드 리포트 2025」(2025年11月・公開レポート・対象:韓国在住の20〜69歳男女・n=1,500・実査:2025-09-29〜30・モバイル調査)
- [5] Opensurvey(오픈서베이)「결제 서비스 트렌드 리포트 2026」(2026年6月・公開レポート・対象:韓国在住の20〜69歳男女(第2段階は直近1か月のモバイル決済利用者1,000名)・n=2,000・実査:2026-06-15〜21・モバイル調査)