タイの小売・ECの生活者調査
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タイで小売・ECの生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。
調査設計の要点
- Shopee、Lazada、TikTok Shopの3つが並立しているため、対象者は「直近1か月に各プラットフォームで購入した人」を条件にし、ライブ配信での購入経験の有無も事前に把握します。
- 店舗99%・オンライン54%の併用が実態なので、ECだけを聞くのではなく、同じ商品を店舗とオンラインでどう使い分けるかを1回の買物の流れとして聞くショッパージャーニー型が向いています。
- 価格重視の度合いは18〜29歳(26%)と45歳以上(13%)で2倍の差があるため、年齢帯を分けて募集し、若年層の結果を全体に広げないよう注意します。
- アプリの使い方はスマートフォンの画面共有で、実際のカートや配信画面を見せてもらうと、記憶に頼らない具体的な行動が取れます。
現地の調査で分かっていること
タイの成人のうち各サービスの利用者が「推奨する」と答えた割合は、Shopeeが66.26%、Lazadaが52.2%、TikTok Shopが46.94%で、配達アプリのGrab(33.54%)やLine Man(28.39%)を上回りました。
出典:YouGov(2025年10月)[1]
タイの生活者521人のうち99%が従来型の店舗で食料品を買い、54%はオンライン注文や定期宅配も使っています。店舗を捨てずにオンラインを足す併用型が主流です。
出典:PwC Thailand(2025年9月)[2]
タイの小売売上は2024年に約4兆1,200億バーツ(+3.8%)、2025年は4兆2,500億バーツ(+3.0%)と4年ぶりの低い伸びが見込まれ、生活必需品に強いコンビニ・ハイパーマーケット・スーパーが相対的に堅調とされています。
出典:Kasikorn Research Center(2025年2月)[3]
BainとNIQの東南アジア消費財レポートによると、TikTok Shopなどのソーシャルコマースの流通総額は、2022年から2024年にかけてタイ、ベトナム、マレーシア、フィリピンで3桁の伸びを記録しました。
出典:Bain & Company / NielsenIQ(2025年11月)[4]
タイの生活者が衣料品の店を選ぶ基準は、18〜29歳では価格重視が26%なのに対し45歳以上では13%で、逆に品質重視は45歳以上で28%と最も高くなります。着心地を最優先する人は全体で35%でした。
出典:YouGov(2025年11月)[5]
AIインタビューの設問例
上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。
- Q1直近でTikTok ShopやShopeeのライブ配信を見て買ったものがあれば、その時の流れを最初から教えてください。
- Q2同じ商品を店舗で買う時とオンラインで買う時では、何が決め手になって使い分けていますか。
- Q3オンラインで買った商品に不満があった時、どのように対応しましたか。その経験でプラットフォームの使い方は変わりましたか。
- Q4衣料品を買う時に価格と品質のどちらを優先しますか。最近その考え方が変わったきっかけはありますか。
- Q5支払い方法をどのように選んでいますか。代金引換や電子ウォレットを選ぶ理由を教えてください。
Fast Insight でタイの生活者に聴く
- パネル募集で対応する言語
- タイ語
- 料金の目安
- 1インタビューあたり ¥12,500(ライト:11〜20分、パネル募集、国別の加算額を含む、税別)
よくある質問
- Q. タイのEC・小売調査は何語でインタビューすべきですか。
- タイ語での実施が基本です。プラットフォーム名や機能名は英語のまま使われているので、質問文には英語表記を残し、翻訳で意味が変わらないよう研究者側で確認します。
- Q. 掲載している数字はどのように使えばよいですか。
- YouGovやPwCの数字は全国のオンライン調査に基づく全体傾向で、特定のカテゴリーや価格帯の行動を直接示すものではありません。仮説づくりと対象者条件の設定に使い、自社商品の購買行動はインタビューで確かめてください。
- Q. EC調査のガイドはどのくらいの長さが適切ですか。
- 直近の購入体験、プラットフォームの使い分け、決済と配送、不満と離脱理由の4テーマで15〜20分が目安です。画面共有を使う場合は前半に置き、後半で理由を深掘りすると回答が具体的になります。
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関連する調査ガイド
出典
本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。
- [1] YouGov「Shopee and Lazada remain Thailand's most recommended e-commerce brands as new competitors emerge」(2025年10月・公開レポート・対象:タイの成人(YouGov Profiles・BrandIndex)・実査:2025-08-20〜10-20(Profiles)・オンライン継続調査(推奨スコア))
- [2] PwC Thailand「Voice of the Consumer Survey 2025 – Thailand Snapshot」(2025年9月・公開レポート・対象:タイ在住の生活者・n=521・実査:2025-01〜02・オンライン調査)
- [3] Kasikorn Research Center「Thailand's retail sales in 2025 will grow by 3.0%」(2025年2月・公開レポート)
- [4] Bain & Company / NielsenIQ「Southeast Asia's consumers are redefining value amidst headwinds, powering a $5 trillion consumption future by 2035」(2025年11月・プレスリリース)
- [5] YouGov「Comfort-first and quality-focused – How fashion preferences vary by age in Thailand」(2025年11月・公開レポート・対象:タイの成人(YouGov Profiles)・実査:2024-11〜2025-11(52週ローリング)・オンライン継続調査)