タイの食品・飲料の生活者調査

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タイ食品・飲料の生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。

調査設計の要点

  • 食の安全性への懸念(残留農薬66%、添加物55%)が購買の前提になっているため、コンセプトテストでは「安全・品質の根拠」をどう受け取るかを必ず深掘りします。
  • 従来型店舗が99%、オンライン併用が54%という二重構造なので、対象者は「直近1か月にオンラインでも食料品を買った人」と「店舗のみ」の両方を含め、比較できる設計にします。
  • 飲料は世代で銘柄が大きく分かれる(飲料水の検討率がZ世代と高年層で2倍差)ため、年齢帯を18〜29歳・30〜44歳・45歳以上で分けて募集し、バンコク偏重にならないよう地方都市も含めます。
  • 屋台・ストリートフードが伸びている国なので、家庭内の食事だけでなく外食・持ち帰りの実態を1日の流れとして聞くショッパージャーニー型が向いています。

現地の調査で分かっていること

  1. タイの生活者521人のうち、食品中の残留農薬のリスクを強く懸念する人は66%、添加物・保存料を懸念する人は55%、超加工食品の健康リスクを懸念する人は51%でした。価格だけでなく安全性と品質が食品選びの軸になっています。

    出典:PwC Thailand2025年9月[1]

  2. タイの生活者の99%がスーパーやコンビニ、近所の小規模店といった従来型の店舗で食料品を買う一方、54%はオンライン注文や定期宅配などの新しいサービスも併用しています。

    出典:PwC Thailand2025年9月[1]

  3. タイの生活者2,057人のうち、紅茶・緑茶とコーヒーの両方を飲む人が53%、お茶だけを飲む人が21%で、お茶を飲む人の68%が緑茶を最も好んでいます。抹茶製品を知っている人は48%でした。

    出典:YouGov2025年7月[2]

  4. タイの成人6,600人超を対象とした2025年8月〜2026年7月の継続調査で、飲料の購入検討率はペプシが47.2%で1位、コカ・コーラが42.6%、シンハー飲料水が35.7%でした。シンハー飲料水はZ世代22.7%に対しベビーブーマー以上は46.8%と、世代差が最も大きい銘柄です。

    出典:YouGov2026年8月[3]

  5. タイの外食・飲料市場は2025年に6,460億バーツ(前年比+2.8%)にとどまる見込みで、屋台などのストリートフードは2,610億バーツ(+4.7%)と市場平均を上回る伸びが見込まれています。

    出典:Kasikorn Research Center2025年5月[4]

AIインタビューの設問例

上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。

  1. Q1最近、食品を買うときに原材料や添加物の表示を確認したことがあれば、その時のことを教えてください。
  2. Q2直近でスーパーやコンビニではなく、オンラインで食料品を注文したのはどんな時でしたか。なぜオンラインを選びましたか。
  3. Q3お茶やコーヒーを1日のどの場面で飲むことが多いですか。最近飲み方が変わったことがあれば教えてください。
  4. Q4いつも買う飲み物の銘柄を選んでいる理由を教えてください。別の銘柄に変えようと思ったことはありますか。
  5. Q5屋台や外食にかけるお金を最近増やしたり減らしたりしましたか。その理由を具体的に教えてください。

Fast Insight でタイの生活者に聴く

パネル募集で対応する言語
タイ語
料金の目安
1インタビューあたり ¥12,500(ライト:11〜20分、パネル募集、国別の加算額を含む、税別)

よくある質問

Q. タイの食品・飲料調査はどの言語でインタビューすべきですか。
タイ語で実施するのが基本です。地方在住者や年齢が高い層ほど英語への切り替えで発言量が落ちるため、質問文はタイ語で提示し、日本語への翻訳結果を研究者側で確認する流れをおすすめします。
Q. ここに載っている数字は自社の調査にどう使えばよいですか。
本ページの数字は調査設計の前提と仮説づくりに使い、自社の商品カテゴリーでの検証は自社のインタビューで行うのが適切です。PwCやYouGovのサンプルは全国のオンライン調査であり、特定の都市や年齢層の実感とはずれる場合があります。
Q. 食品カテゴリーのインタビューガイドはどのくらいの長さが目安ですか。
購買の場面、選定理由、代替品、価格の受け止めの4テーマで15〜20分程度に収めると回答の質が保てます。コンセプトを見せる場合は刺激物の提示を中盤に置き、前半で普段の行動を聞いておくと解釈しやすくなります。

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出典

本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。

  1. [1] PwC ThailandVoice of the Consumer Survey 2025 – Thailand Snapshot」(2025年9月・公開レポート・対象:タイ在住の生活者(28か国・地域 21,075人調査のうちタイ分)・n=521・実査:2025-01〜02・オンライン調査
  2. [2] YouGovMore than a sip: Tea habits in Southeast Asia hint at bigger consumer shifts」(2025年7月・公開レポート・対象:タイ在住のオンライン代表サンプル・n=2,057・実査:2025-05-08〜12・オンライン調査
  3. [3] YouGovWorth a sip: Thailand beverage rankings 2026」(2026年8月・公開レポート・対象:タイの成人(BrandIndex 継続調査)・n=6,600・実査:2025-08-01〜2026-07-31・オンライン継続調査(購入検討率)
  4. [4] Kasikorn Research CenterThe food and beverage restaurants business in 2025 is expected to grow by only 2.8%」(2025年5月・公開レポート