タイの家電・デジタルの生活者調査

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タイ家電・デジタルの生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。

調査設計の要点

  • 動画配信が年2割で伸びている国なので、アプリや配信サービスの調査ではスマートフォンの画面共有で実際の視聴履歴や契約プランを見せてもらい、記憶に頼らない行動を取ります。
  • ノートパソコンの世帯保有が4世帯に1世帯にとどまるため、デジタル機器の調査は「スマートフォンのみ」の生活者を主対象にし、PC前提の質問を避けます。
  • AIの利用実態を聞く場合は、環境負荷などの認知が低い(42%が消費電力の差はないと回答)ことを踏まえ、まず日常での使い方を具体的に聞いてから評価を問う順序にします。
  • 子どもの画面利用や家電の買い替えは家庭の意思決定なので、親子や夫婦の役割を分けて募集し、バンコク以外の地方都市の世帯も含めます。

現地の調査で分かっていること

  1. PwCの推計では、タイの動画配信(OTT)市場は2025年に前年比+21%の338億6,200万バーツと2020年の6倍に達し、オンライン広告は+14%、ゲーム・eスポーツは+12%と、娯楽・メディア全体(+4%)を大きく上回る伸びが見込まれています。

    出典:PwC Thailand2025年8月[1]

  2. 2025年時点でタイの世帯のうちノートパソコンを1台以上持つのは4世帯に1世帯にとどまり、AI搭載機種の登場とWindows 10のサポート終了が買い替えを後押しすると分析されています。

    出典:Kasikorn Research Center2025年7月[2]

  3. タイのジェネレーションアルファ(約990万人、人口の15%)の画面利用時間は1日約4時間でZ世代の6時間より短く、27%は画面への依存を自覚しています。42%は親の買物に影響を与えていると答え、77%はオンラインより実店舗での買物を好みます。

    出典:Hakuhodo Institute of Life and Living ASEAN2025年6月[3]

  4. 2025年8月のタイの生活者の消費意欲スコアは66に回復し、家電への支出意向は前回比+3%と、6月の-3%から反転して最も伸びた品目になりました。

    出典:Hakuhodo Institute of Life and Living ASEAN2025年8月[4]

  5. 2026年4月のタイの生活者300人への調査で、AIチャットボットと検索エンジンの消費電力に「違いはない」と考える人は42%でした。AI利用の環境負荷はほとんど意識されていません。

    出典:Milieu Insight2026年6月[5]

AIインタビューの設問例

上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。

  1. Q1最近スマートフォンで動画配信サービスを見た時、何をどのように選んで見ましたか。有料プランを選んだ理由や、やめた理由を教えてください。
  2. Q2AIのチャットや音声アシスタントを最近どんな場面で使いましたか。その時に役立ったこと、困ったことを教えてください。
  3. Q3家電やスマートフォンを買い替える時、何をきっかけに、どこで情報を集めて決めましたか。
  4. Q4お子さんがいる方は、家庭での画面利用時間をどのように決めていますか。お子さんが欲しがった物を買った経験があれば教えてください。
  5. Q5パソコンを使う場面と、スマートフォンだけで済ませる場面をどう分けていますか。

Fast Insight でタイの生活者に聴く

パネル募集で対応する言語
タイ語
料金の目安
1インタビューあたり ¥12,500(ライト:11〜20分、パネル募集、国別の加算額を含む、税別)

よくある質問

Q. タイの家電・デジタル調査は何語で実施すべきですか。
タイ語での実施が基本です。アプリ名や機能名は英語のまま通じることが多いので、質問文では英語表記を併記して翻訳のぶれを防ぎます。
Q. 掲載している数字は自社の調査にどう使えばよいですか。
PwCの市場推計は事業者側の売上見通し、HakuhodoやMilieuの数字は限られたサンプルの意識調査です。仮説づくりと対象者条件の設定に使い、自社のアプリや製品の使われ方はインタビューで確かめてください。
Q. デジタル分野のガイドはどのくらいの長さが目安ですか。
利用場面、契約や購入の決め手、不満、今後の意向の4テーマで15〜20分が目安です。画面共有を組み込む場合は前半に置き、後半で理由を掘り下げると解釈しやすくなります。

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出典

本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。

  1. [1] PwC ThailandPwC: Thai entertainment and media to surpass THB700bn in 2025 despite slowdown」(2025年8月・プレスリリース・Global Entertainment & Media Outlook 2025–2029(54か国・地域の市場推計)
  2. [2] Kasikorn Research CenterThai notebook market expected to rebound in 2025」(2025年7月・公開レポート
  3. [3] Hakuhodo Institute of Life and Living ASEANThai Gen Alpha: Decoding the Future Generation for Better Brand Engagement」(2025年6月・プレスリリース・対象:タイのジェネレーションアルファ(子ども)とその家族・家庭訪問インタビューと定量調査
  4. [4] Hakuhodo Institute of Life and Living ASEANHILL ASEAN Thailand Consumption Forecast Report August Issue」(2025年8月・公開レポート・対象:タイの生活者(隔月の消費予測調査)
  5. [5] Milieu InsightPeople Care About Sustainability. They Just Don't See The Full Picture.」(2026年6月・公開レポート・対象:タイの生活者(シンガポール・マレーシア・タイ各300人、計900人)・n=300・実査:2026-04・オンライン調査