香港の家電・デジタルの生活者調査
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香港で家電・デジタルの生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。
調査設計の要点
- スマートフォン保有率が15〜64歳で99%超、65歳以上でも88.0%という国なので、デジタル行動の調査は年齢帯(18〜34・35〜54・55以上)で分け、高齢層を意図的に含めても録画インタビューが成立します。
- 会話は広東語、アプリのUIは繁体字中国語または英語で表示されていることが多いため、画面共有で実際のスマートフォン画面を見せてもらいながら、決済・動画・AIアプリの使い方を聞く方式が向いています。
- 自宅のPC接続世帯が71.9%まで減っている一方でスマートフォン接続は99.9%のため、家電・デジタル製品の情報探索や購入もスマートフォン前提で設計し、PCでの操作を求める設問は避けます。
- 家電の苦情は配送・返品・越境購入に集中しているので、コンセプトテストでも「どこで買い、壊れたらどうするか」を必ず聞き、製品の魅力だけで評価を読まないようにします。
現地の調査で分かっていること
2024年の香港の10歳以上のスマートフォン保有率は96.3%で、15〜64歳では各年齢層とも99%超に達します。一方、10〜14歳(88.1%)と65歳以上(88.0%)はやや低く、高齢層ではまだ1割強が非保有です。
出典:香港政府統計處(Census and Statistics Department)(2025年6月)[1]
自宅でインターネットに接続する世帯は96.7%(約269万世帯)で、そのほぼ全て(99.9%)がスマートフォンで接続し、PC接続は74.4%です。自宅のPCをネットに接続している世帯は2017年の80.2%から2024年は71.9%へ減り、スマートフォン中心への移行が続いています。
出典:香港政府統計處(Census and Statistics Department)(2025年6月)[1]
2024年にインターネットを使った10歳以上(約637万人)の主な利用目的は、コミュニケーション99.7%、オンライン娯楽98.8%、情報検索98.7%でした。オンライン娯楽は2022年の94.6%から4ポイント以上伸びています。
出典:香港政府統計處(Census and Statistics Department)(2025年6月)[1]
モバイル決済を使う15歳以上は2024年に6割超で、25〜44歳では9割超、65歳以上でも2割超(2017年は2%未満)に広がりました。スマートフォンが決済端末として定着した状態です。
出典:香港政府統計處(Census and Statistics Department)(2026年1月)[2]
香港のConsumer Councilには家電に関する苦情が毎年2,000件超寄せられており、内容は配送遅延、性能不良、返品・保証、越境購入のトラブルが中心です。購入後の体験がブランド評価を左右しやすいことがうかがえます。
出典:Consumer Council(香港)(2026年8月)[3]
AIインタビューの設問例
上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。
- Q1今お使いのスマートフォンで、毎日必ず開くアプリを3つ挙げてください。それぞれをどんな場面で使っているか、画面を見せながら教えてください。
- Q2直近で買った家電やデジタル機器は何ですか。どこで情報を集め、どの店(またはサイト)で買ったかと、その理由を教えてください。
- Q3最近、生成AI(ChatGPTやDeepSeekなど)を使いましたか。どんな用途で、どのくらいの頻度で使っていますか。
- Q4動画や音楽のサブスクリプションで、この1年に始めたものや解約したものはありますか。決め手は何でしたか。
- Q5家電やデジタル機器で、配送・返品・保証で困った経験はありますか。その後、買う店やブランドの選び方は変わりましたか。
Fast Insight で香港の生活者に聴く
- パネル募集で対応する言語
- 広東語・英語
- 料金の目安
- 1インタビューあたり ¥12,500(ライト:11〜20分、パネル募集、国別の加算額を含む、税別)
よくある質問
- Q. 香港の家電・デジタル調査はどの言語で行うべきですか。
- 会話は広東語が基本で、アプリ名や機能名は英語のまま通じます。設問文や提示物は繁体字中国語で用意し、画面共有では翻訳せずに回答者の言葉で説明してもらうと実際の使い方が見えます。
- Q. 上記の統計はどのように使えばよいですか。
- スマートフォン保有率や利用目的の数値は、年齢帯の配分や「スマートフォン前提の設計」を決める根拠に使ってください。インタビューでは、なぜそのアプリや店を選ぶのかという理由を掘る位置づけにします。
- Q. ガイドの長さと構成の目安はありますか。
- デジタル行動や家電購買の調査なら10〜15分、6〜8問が目安です。画面共有を使う場合は、最初に日常のアプリ利用から入り、購買や困りごとに広げると回答者が話しやすくなります。
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関連する調査ガイド
出典
本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。
- [1] 香港政府統計處(Census and Statistics Department)「Thematic Household Survey Report No. 82 – Information technology usage and penetration」(2025年6月・公的統計・対象:香港の一般世帯(約10,100世帯)に住む10歳以上・n=10,100・実査:2024-04〜2024-08・世帯訪問聞き取り調査)
- [2] 香港政府統計處(Census and Statistics Department)「Transforming Shopping Behaviours: The Rise of Online Shopping and Mobile Payment」(2026年1月・公的統計・対象:香港の15歳以上・実査:2014年・2017年・2024年の主題性住戸統計調査・主題性住戸統計調査の時系列比較)
- [3] Consumer Council(香港)「Delivery, Performance and Return Issues of Electrical Appliances Common Sources of Disputes – Industry Urged to Strengthen Quality Control and Enhance Services to Reduce Complaints」(2026年8月・プレスリリース・対象:Consumer Councilに寄せられた家電関連の苦情・実査:年間の苦情受付データ・苦情事例の集計と分析)