シンガポールの家電・デジタルの生活者調査
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シンガポールで家電・デジタルの生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。
調査設計の要点
- AIツールの利用経験が高い国(76%が時間節約を実感)なので、「使ったことがあるか」ではなく「どのアプリを、どの場面で、何のために」を条件にリクルートしてください。18〜34歳と45歳以上で利用場面が大きく異なります。
- スマートフォンやアプリの調査は画面共有が最も有効です。ホーム画面や直近の利用履歴を見せてもらいながら、選んだ理由と乗り換えた理由を聞く設計にしてください。
- 有料テレビの加入率が低下し配信型が中心になっています。動画・音楽サービスの調査では、複数契約の組み合わせと解約の経験を必ず聞いてください。
- 英語で実施できます。Ipsosの調査が示すとおり、オンライン調査の回答者は都市部・高学歴・高所得に偏りやすいため、年配層やHDB居住者を意識的に含めてください。
現地の調査で分かっていること
シンガポールの21〜74歳の生活者のうち、AIを使った製品・サービスがこの3〜5年で自分の日常生活を大きく変えたと答えた人は69%で、32か国平均の54%を上回ります。今後3〜5年で大きく変わると考える人は77%です。
出典:Ipsos(2026年6月)[1]
シンガポールの生活者の76%はAIツールで時間を節約できたと答える一方、69%は「AIツールを常に信頼しているわけではないが使っている」と回答しています。レストランでの注文受付をAIが担うことに抵抗がない人は79%で、32か国中3番目の高さです。
出典:Ipsos(2026年6月)[1]
シンガポールの就業者のうち、AIの研修を受けていないが受けたいと考える人は41%で、自社がAIの本格導入に十分備えていると答えた人は10%にとどまります。導入の最大の壁として45%が従業員の技術スキル不足を挙げました。
出典:Milieu Insight(2026年6月)[2]
2023年のシンガポールの世帯の携帯電話保有率は99.1%、インターネット接続は90.8%に達する一方、有料テレビの加入率は40.5%と2017/18年の53.6%から下がっており、視聴が配信型へ移っていることがうかがえます。
出典:Singapore Department of Statistics (SingStat)(2024年11月)[3]
シンガポールの成人の26%はSNSを1日2時間以上使うヘビー層で、18〜29歳では43%にのぼります。ヘビー層の59%は前年よりSNSに使う時間が増えたと答えています。
出典:YouGov(2025年11月)[4]
AIインタビューの設問例
上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。
- Q1直近1週間でAIのアプリやアシスタントを使った場面を思い出してください。何のために使い、結果に満足しましたか。
- Q2AIツールを「完全には信頼していないが使っている」と感じることはありますか。どんなときに疑い、どう確かめていますか。
- Q3今使っているスマートフォンを選んだ決め手は何でしたか。次に買い替えるとしたら、何を重視しますか。
- Q4動画や音楽の配信サービスは現在いくつ契約していますか。最近やめたサービスがあれば、その理由を教えてください。
- Q5SNSに使う時間はこの1年で増えましたか、減りましたか。増減のきっかけや、意識的に制限していることがあれば教えてください。
Fast Insight でシンガポールの生活者に聴く
- パネル募集で対応する言語
- 英語
- 料金の目安
- 1インタビューあたり ¥10,000(ライト:11〜20分、パネル募集、税別)
よくある質問
- Q. シンガポールの家電・デジタル調査はどの言語でインタビューすればよいですか。
- 英語で実施できます。アプリや端末の画面も英語表示が一般的です。年配層にはマンダリンやマレー語の選択肢を用意すると安心です。ガイドは日本語で作成し、翻訳はプラットフォーム側で対応します。
- Q. 上記の調査結果はどう使えばよいですか。
- AIツールの利用率や配信型への移行といった数字は、リクルート条件と設問の優先順位を決める材料としてお使いください。数字を結論にせず、「なぜそう使うのか」をインタビューで確かめる出発点として扱ってください。
- Q. ガイドの長さはどの程度が目安ですか。
- アプリや端末の利用実態を聞くインタビューでは、現在の利用状況・選択と乗り換えの経緯・新しいコンセプトへの反応の3ブロックで10〜15問程度が目安です。画面共有を入れる場合は、見せてもらう画面を事前に決めて設問を絞ってください。
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関連する調査ガイド
出典
本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。
- [1] Ipsos「Ipsos AI Monitor 2026」(2026年6月・公開レポート・対象:シンガポールの21〜74歳(32か国合計23,532名。シンガポールのサンプルは都市部・高学歴・高所得寄り)・n=500・実査:2026-03-20〜04-03・オンライン調査(Ipsos Global Advisor))
- [2] Milieu Insight「SEA AI at Work 2026: The Training Gap」(2026年6月・公開レポート・対象:東南アジア6か国の就業者(各国500名)・n=3,000・実査:2026-02-02〜10・オンライン調査)
- [3] Singapore Department of Statistics (SingStat)「Report on the Household Expenditure Survey 2023 — Key Indicators」(2024年11月・公的統計・対象:シンガポールの居住世帯・実査:2023年・家計支出調査(5年ごと))
- [4] YouGov「Two Singapores: Why heavy and light social media users need different marketing strategies」(2025年11月・公開レポート・対象:シンガポールの成人・実査:2024-11〜2025-11(52週ローリング)・YouGov Profiles 継続調査)