シンガポールの食品・飲料の生活者調査
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シンガポールで食品・飲料の生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。
調査設計の要点
- 対象は18〜54歳を中心に、食事の場面(ホーカーセンター・自宅・カフェ)で分けてリクルートしてください。生活者の54%が日常的に一人で外食する国なので、「家族での食卓」だけを前提にした設問設計は実態とずれます。
- 言語は英語を基本に、中華系にはマンダリン(簡体字表記)、マレー系にはマレー語、インド系にはタミル語の選択肢を用意すると回答の深さが上がります。年配層は英語より母語の方が語りやすい場合があります。
- 抹茶・緑茶など日本由来の飲料は認知が高い一方で、価格受容(1杯8米ドル前後)に上限があります。コンセプトテストでは価格帯を提示して反応を聞き、価格抜きの好意度だけで判断しないでください。
- 外食比率が高く、スーパーでの購買頻度も高い国のため、「直近1週間で買った・食べたもの」を起点に想起させる買い物動線インタビューが向いています。オンラインパネルは都市部・高学歴に偏りやすい点は割り引いて読んでください。
現地の調査で分かっていること
シンガポールの生活者の74%は紅茶・お茶とコーヒーの両方を飲むと答え、お茶を飲む人のうち67%が抹茶を含む緑茶を最も好むと回答しています。抹茶を飲む人の約半数は抹茶ラテとして楽しんでいます。
出典:YouGov(2025年7月)[1]
抹茶を飲むシンガポールの生活者のうち、62%は儀式用グレードの抹茶1杯に最大8米ドルまでなら支払うと答え、28%は9〜19米ドルまで支払う意向を示しています。一方で、お茶を飲む人の58%は抹茶の供給不足を知りませんでした。
出典:YouGov(2025年7月)[1]
シンガポールの成人が次に飲料を買うときに検討するブランドは、ミロ(34.7%)、コカ・コーラ(33.2%)、明治(26.1%)の順で、Z世代ではミロの検討率が45.5%と全体より約11ポイント高くなっています。
出典:YouGov(2026年8月)[2]
シンガポールの生活者の54%はホーカーセンター・フードコート・カフェで日常的に一人で食事をしており、東南アジア6か国平均(25%)の2倍を超えています。
出典:Milieu Insight(2026年6月)[3]
2023年のシンガポールの世帯は食費のうち67.9%を外食(レストラン・ホーカーセンター・フードコート等)に充て、月平均966シンガポールドルを支出しています。外食費のうち50.8%はホーカーセンター・コーヒーショップ・フードコートでの飲食が占めています。
出典:Singapore Department of Statistics (SingStat)(2024年11月)[4]
AIインタビューの設問例
上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。
- Q1最近1週間で、コーヒーとお茶をそれぞれどんな場面で飲みましたか。飲み分けている理由があれば教えてください。
- Q2抹茶や緑茶の飲み物を最後に買ったときのことを思い出してください。どこで、いくらで、なぜそれを選びましたか。
- Q3次に飲み物を買うとき、真っ先に思い浮かぶブランドは何ですか。そのブランドを選ぶ決め手はどこにありますか。
- Q4一人でホーカーセンターやフードコートで食事をするとき、お店や料理はどのように選んでいますか。
- Q5最近、食料品の値上がりを感じて買い方を変えたことがあれば、具体的に何をどう変えたか教えてください。
Fast Insight でシンガポールの生活者に聴く
- パネル募集で対応する言語
- 英語
- 料金の目安
- 1インタビューあたり ¥10,000(ライト:11〜20分、パネル募集、税別)
よくある質問
- Q. シンガポールの食品・飲料調査はどの言語でインタビューすればよいですか。
- 英語で問題なく実施できます。ただし中華系の年配層や家庭内の会話を深掘りしたい場合はマンダリン、マレー系にはマレー語、インド系にはタミル語を選べるようにしておくと発話量が増えます。ガイドは日本語で作成でき、翻訳はプラットフォーム側で対応します。
- Q. 上記の調査結果はどう使えばよいですか。
- 仮説づくりの土台としてお使いください。たとえば「抹茶の価格受容は1杯8米ドル前後」という数字は、コンセプトテストで提示する価格帯の設計に直結します。数字そのものを結論にせず、インタビューで「なぜ」を確かめる出発点にしてください。
- Q. ガイドの長さはどの程度が目安ですか。
- 食品・飲料の生活者インタビューでは、購買場面の想起・試飲やコンセプト提示・価格反応の3ブロックで10〜15問程度が扱いやすい長さです。1問1テーマにして、外食と家庭内消費を混ぜないよう分けて聞くことをおすすめします。
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関連する調査ガイド
出典
本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。
- [1] YouGov「More than a sip: Tea habits in Southeast Asia hint at bigger consumer shifts」(2025年7月・公開レポート・対象:シンガポール在住の成人・n=1,028・実査:2025-05-08〜12・オンライン調査)
- [2] YouGov「Worth a sip: Singapore beverage rankings 2026」(2026年8月・公開レポート・対象:シンガポールの成人・n=4,630・実査:2025-08-01〜2026-07-31(BrandIndex 継続調査)・YouGov BrandIndex(購入検討率))
- [3] Milieu Insight「Live, Eat, Repeat: The Real Cost of the 'Solo Economy'」(2026年6月・公開レポート・対象:東南アジア6か国の生活者(シンガポールは約500名)・n=3,000・実査:2026-04・オンライン調査)
- [4] Singapore Department of Statistics (SingStat)「Report on the Household Expenditure Survey 2023」(2024年11月・公的統計・対象:シンガポールの居住世帯・実査:2023年・家計支出調査(5年ごと))