ベトナムの食品・飲料の生活者調査
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ベトナムで食品・飲料の生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。
調査設計の要点
- 新しい食品を試した人は全国で2割弱、家庭で新しい料理を作る人は1割未満と保守的なので、コンセプトテストでは「ベトナム料理の文脈でどう食べるか」まで具体的に聞く設計にします。
- 食品安全への不安は特にハノイと40代で強いため、ホーチミンとハノイの両方を必ずリクルートし、南北で回答を分けて読みます。
- テト前後は購買行動が平時と大きく異なるため、実査時期をテトの前・中・後のどれに置くかを先に決め、贈答用と自家消費用を分けて聞きます。
- オンライン調査の多くは都市部に偏っているので、地方や伝統的小売での購買を一般化しないようにします。
現地の調査で分かっていること
ベトナム全国の18〜49歳の生活者のうち、過去12か月に新しい食品を試した人は19.4%、新しい料理を家庭で作った人は7.8%にとどまります。家庭で新しい料理を作った割合は女性12.0%に対し男性3.6%で、試した食品の62%はベトナム料理でした。
出典:Q&Me(Asia Plus)(2026年7月)[1]
ホーチミン・ハノイの20〜49歳の生活者のうち、食品の安全性を「非常に重要」と答えた人は70%、以前より不安が強まったと答えた人は64%でした。自分で安全な食品を見分けられると感じている人は約半数です。
出典:Q&Me(Asia Plus)(2026年2月)[2]
コーヒーチェーン店のレシート200枚の分析では、1回あたりの平均支払額は11万ドン、1グループの平均人数は1.6人で、来店の61〜62%が1人客でした。注文の77%は飲料のみで、飲料の内訳はティー系44%、コーヒー42%と拮抗しています。
出典:Q&Me(Asia Plus)(2026年4月)[3]
ベトナムではテト(旧正月)商戦が年間FMCG売上の約20%を占め、2025年のテトは前年比で金額ベース5%増でした。テトの買い物客の84%が伝統的小売(パパママストア・市場)を利用し、近代的小売は金額の14%にとどまります。
出典:NielsenIQ(2025年6月)[4]
都市部の18〜55歳の生活者1,000名への調査では、テトの贈り物の相手は両親が71%、配偶者の両親が59%、親戚が52%で、食品と贈答品は優先されるが旅行や住まいの装飾は後回しにされる傾向です。テトの買い物の約8割は現金以外で決済されています。
出典:Cimigo(2025年10月)[5]
AIインタビューの設問例
上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。
- Q1最近、初めて食べた料理や食品があれば教えてください。それはどこで、どんなきっかけで試しましたか。
- Q2食品を買うとき、安全かどうかをどのように見分けていますか。最近不安に感じた具体的な場面があれば教えてください。
- Q3この1週間で行ったカフェやコーヒーチェーンについて、誰と行き、何を頼み、いくらくらい使ったか教えてください。
- Q4テトの買い物で、去年と変えたことはありますか。贈り物と自宅用でそれぞれどこで買いましたか。
- Q5普段の食料品はどこで買うことが多いですか。市場や個人商店とスーパーやECを使い分ける理由を教えてください。
Fast Insight でベトナムの生活者に聴く
- パネル募集で対応する言語
- ベトナム語
- 料金の目安
- 1インタビューあたり ¥10,000(ライト:11〜20分、パネル募集、税別)
よくある質問
- Q. ベトナムの食品調査はどの言語で実施しますか。
- 回答者にはベトナム語で質問し、研究者向けには日本語で結果を確認できます。南北で語彙や食習慣が異なるため、ホーチミンとハノイを分けて読むことをおすすめします。
- Q. 上記の調査結果はどう使えばよいですか。
- 仮説づくりと質問設計の出発点として使います。サンプルが都市部に偏った調査も多いため、自社の対象者に合わせてインタビューで確かめる前提で扱ってください。
- Q. インタビューガイドはどのくらいの長さが適切ですか。
- 食品の場合は購入から調理・喫食までの一連の行動を追う質問が中心になり、15〜20分程度に収まる設計が多いです。写真や商品パッケージを見せながら聞くと具体性が上がります。
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関連する調査ガイド
出典
本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。
- [1] Q&Me(Asia Plus)「What New Foods Have Vietnamese Consumers Tried or Cooked Recently?」(2026年7月・公開レポート・対象:ベトナム全国の18〜49歳(男女均等)・n=1,000・オンライン調査)
- [2] Q&Me(Asia Plus)「Food safety concern among Vietnamese 2026」(2026年2月・公開レポート・対象:ホーチミン・ハノイ在住の20〜49歳・n=200・オンライン調査)
- [3] Q&Me(Asia Plus)「Vietnam Coffee Chain Consumption Insights from Receipt Data」(2026年4月・公開レポート・対象:コーヒーチェーン店で収集したレシート200枚・n=200・レシートデータ分析)
- [4] NielsenIQ「Winning Vietnam's Tet Holiday: Optimizing FMCG Growth for the Next Season」(2025年6月・公開レポート・小売パネル・消費者調査データ)
- [5] Cimigo「Tet in Vietnam: How can brands win for Tet 2026?」(2025年10月・公開レポート・対象:都市部の18〜55歳(世帯月収1,500万ドン以上のA〜D層)・n=1,000・オンライン定量調査1,000名+4都市16グループのフォーカスグループ)