ベトナムの観光・インバウンドの生活者調査
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ベトナムで観光・インバウンドの生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。
調査設計の要点
- 訪日ベトナム人の旅行手配は団体ツアーが約5割、申込は店頭が5割と他国と大きく異なるため、旅行会社経由の経験者と個人手配の経験者を分けてリクルートし、比較できる設計にします。
- 国内旅行では個人手配志向が57%と高い一方、訪日は査証の関係で団体ツアーが多いので、「なぜ日本だけツアーを選ぶのか」を掘る質問を入れます。
- 情報源はSNSと親族・知人が拮抗しているため、旅行前に見たSNS投稿や動画を画面共有してもらい、何が決め手になったかを具体的に聞く方法が向いています。
- 訪日客には留学・就労などの長期滞在者が多く含まれるため、観光目的の回答者に絞るスクリーナーを必ず設けます。
現地の調査で分かっていること
2025年の訪日ベトナム人は67万7,124人で前年比9.2%増、旅行消費額は2,054億円で前年比37.0%増となりました。1人あたりの旅行支出は30万3,379円で前年比45.1%増、内訳は宿泊費48.7%・飲食費23.3%・買物代19.7%です。
出典:観光庁(Japan Tourism Agency)(2026年3月)[1]
訪日ベトナム人の旅行手配は「団体ツアー参加」が約5割と他国・地域より高く、ツアーや航空券の申込も「店頭」が5割を占めます。出発前に役立った情報源はSNSが29.2%で1位、日本在住の親族・知人24.9%、自国の親族・知人24.2%、動画サイト21.3%と続きます。
出典:観光庁(Japan Tourism Agency)(2026年3月)[1]
2025年の訪日ベトナム人旅行者の買い物では菓子類の購入率が79.6%で最も高く、衣類44.9%、その他食料品・飲料・たばこ37.9%、化粧品・香水33.4%、医薬品25.5%と続きます。買い物場所はコンビニエンスストア71.6%、スーパーマーケット56.5%、空港の免税店47.9%が上位でした。
出典:観光庁(Japan Tourism Agency)(2026年3月)[1]
JNTOの推計では、2025年の訪日外客数は4,268万3,600人で、ベトナムは年間で過去最高を更新した20か国・地域の一つに含まれ、12月単月でも過去最高を記録した14か国・地域の一つでした。
出典:JNTO(日本政府観光局)(2026年1月)[2]
ホーチミン・ハノイの生活者300名への調査では、日本土産の認知率はキットカット73%、どら焼き53%、ポッキー44%、ロイズ39%、白い恋人18%でした。試食テストでは白い恋人が25%で1位、キットカット22%、ロイズ19%と、認知と評価の順位が入れ替わっています。
出典:Q&Me(Asia Plus)(2025年9月)[3]
Decision Labの旅行トレンド調査では、ベトナムの回答者の57%が個人手配の旅行を好み、フルパッケージツアーは27%、一部ガイド付きの折衷型は16%でした。旅行先の選定理由は予算内の総費用39%・安全性37%、予約サイトの選定理由は「隠れた費用のない明朗な価格」51%が最多です。
出典:Decision Lab(2026年5月)[4]
AIインタビューの設問例
上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。
- Q1直近の日本旅行はどのように手配しましたか。旅行会社の店頭、ウェブサイト、個人手配のどれを選び、その理由は何でしたか。
- Q2日本旅行を計画するとき、SNSや動画で何を見ましたか。最終的に行き先や宿を決める決め手になった情報は何でしたか。
- Q3日本で買った土産の中で、いちばん喜ばれたものと、期待外れだったものを教えてください。
- Q4日本のコンビニやドラッグストアで買い物をしたとき、どんな商品を選び、いくらくらい使いましたか。
- Q5次に海外旅行をするなら、日本と他の国のどちらを選びますか。費用や安全性など、比較したポイントを教えてください。
Fast Insight でベトナムの生活者に聴く
- パネル募集で対応する言語
- ベトナム語
- 料金の目安
- 1インタビューあたり ¥10,000(ライト:11〜20分、パネル募集、税別)
よくある質問
- Q. 訪日経験者だけを対象にできますか。
- スクリーナーで訪日経験の有無と時期、旅行目的を確認して絞り込めます。観光目的に限定するか、留学や親族訪問も含めるかは調査目的に合わせて決めてください。
- Q. インタビューはベトナム語で行いますか。
- 回答者にはベトナム語で質問し、研究者は日本語訳で確認します。地名や店名は原語で残るため、日本側の固有名詞と照合しながら読むと誤読を防げます。
- Q. ここに挙げた統計はどう活用すればよいですか。
- 観光庁とJNTOの統計は全体像の把握に、民間調査は個別の行動仮説づくりに使い分けます。インタビューでは統計に出ない「なぜ」を確かめる位置づけにするのが適切です。
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出典
本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。
- [1] 観光庁(Japan Tourism Agency)「訪日外国人の消費動向 インバウンド消費動向調査結果及び分析 2025年 年次報告書」(2026年3月・公的統計・対象:日本を出国する訪日ベトナム人旅行者・実査:2025年1〜12月・空港・港での聞き取り調査)
- [2] JNTO(日本政府観光局)「訪日外客数(2025年12月推計値)」(2026年1月・公的統計・出入国管理統計に基づく推計)
- [3] Q&Me(Asia Plus)「Popularity of Japanese Souvenirs Among Vietnamese Consumers」(2025年9月・公開レポート・対象:ホーチミン・ハノイ在住の生活者(定量300名+試食40名)・n=300・オンライン定量調査+試食テスト)
- [4] Decision Lab「The rise of independent travel in Vietnam is changing how destinations, airlines, and tour brands compete」(2026年5月・公開レポート・対象:ベトナムの生活者(旅行トレンド調査)・オンライン調査)