香港の観光・インバウンドの生活者調査
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香港で観光・インバウンドの生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。
調査設計の要点
- 訪日経験「10回目以上」が約4割という国なので、リクルートは訪日回数(初回〜3回・4〜9回・10回以上)で層別し、地方訪問経験の有無も条件に入れると、成熟層と新規層の違いが読めます。
- 会話は広東語で行い、地名や施設名は日本語の漢字表記をそのまま提示すると通じやすいです。書き言葉は繁体字中国語で、簡体字の提示は避けます。
- 情報源は動画サイト48.8%・SNS40.8%が中心のため、画面共有で普段見ているYouTubeチャンネルやInstagram・小紅書の投稿を見せてもらいながら「なぜその情報を信じたか」を聞く方式が有効です。
- 物価上昇が判断に影響したと答えた人が52%で男女差が大きい(62%対43%)ため、支出の話は性別・世帯構成で読み分け、少数サンプルでの一般化を避けます。
現地の調査で分かっていること
2025年の訪日香港人は248万1,393人(前年比6.4%減)、1人あたり旅行支出は22万6,011円(同9.2%減)、旅行消費額は5,608億円で訪日外国人全体の6.0%を占めました。国・地域別では中国・台湾・米国・韓国に次ぐ5位です。
出典:観光庁(Japan Tourism Agency)(2026年3月)[1]
香港居住の訪日客の支出内訳は宿泊費33.1%、買物代30.5%、飲食費24.1%で、買物の比率が全体平均(26.7%)より高めです。消費税免税手続きの実施率は6割超と台湾・中国と並んで高い水準でした。
出典:観光庁(Japan Tourism Agency)(2026年3月)[1]
香港は訪日リピーターの厚さが際立つ国です。2025年の香港居住の訪日客のうち「10回目以上」が約4割、過去1年間に2回以上訪日した人も約4割、前回の訪日が「1年以内」の人は約7割で、観光・レジャー目的が9割超を占めます。
出典:観光庁(Japan Tourism Agency)(2026年3月)[1]
出発前に役立った情報源は動画サイト(YouTube等)48.8%、SNS40.8%、日本政府観光局のウェブサイト16.2%、個人のブログ15.4%の順で、旅行中に役立った情報は交通手段66.6%、飲食店54.8%、観光施設47.7%でした。
出典:観光庁(Japan Tourism Agency)(2026年3月)[1]
2025年10〜11月の調査では、香港在住者の57%が年1回以上海外旅行をする一方、海外旅行者の27%が2025年に旅行回数を減らし、52%が物価上昇が旅行の判断に影響したと答えています(男性62%、女性43%)。2026年は35%が安い旅行先を探し、33%が海外旅行を減らす見込みで、節約策はオフピーク旅行55%、早期予約47%が上位です。
出典:YouGov(2025年12月)[2]
AIインタビューの設問例
上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。
- Q1直近の日本旅行はいつ、どこへ行きましたか。その行き先を選んだきっかけと、決める前に見た動画やSNSの投稿を教えてください。
- Q2日本旅行の予算はこの1〜2年でどう変わりましたか。円安や物価上昇で、削ったものと削らなかったものは何ですか。
- Q3日本で買物をするとき、どの店(コンビニ・ドラッグストア・百貨店など)に必ず寄りますか。その理由と直近で買ったものを教えてください。
- Q4何度も日本に行っているなかで、まだ行っていない地域に行きたいと思うのはどんな情報を見たときですか。
- Q5次の海外旅行先を決めるとき、日本と他の国(台湾・韓国・タイなど)をどう比べていますか。最近迷った例があれば教えてください。
Fast Insight で香港の生活者に聴く
- パネル募集で対応する言語
- 広東語・英語
- 料金の目安
- 1インタビューあたり ¥12,500(ライト:11〜20分、パネル募集、国別の加算額を含む、税別)
よくある質問
- Q. 香港の訪日旅行者調査はどの言語で行うべきですか。
- 会話は広東語が最適です。設問や提示物は繁体字中国語で用意し、日本の地名や店名は日本語の漢字をそのまま添えると回答者が特定しやすくなります。
- Q. 観光庁やYouGovの数値はどのように使えばよいですか。
- リピーター率や情報源の構成比は、誰を集めて何を聞くかを決める根拠として使ってください。インタビューは「数値の裏にある理由」を確かめる場なので、同じ質問を繰り返して比率を出すことは目的にしません。
- Q. ガイドはどのくらいの長さが適切ですか。
- 旅行の意思決定と行動なら10〜15分、6〜8問程度の開放型設問が目安です。直近の旅行を具体的に思い出してもらう設問から始め、予算・情報源・次回の意向へ広げる構成が話しやすいです。
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関連する調査ガイド
出典
本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。
- [1] 観光庁(Japan Tourism Agency)「訪日外国人の消費動向 インバウンド消費動向調査結果及び分析 2025年 年次報告書」(2026年3月・公的統計・対象:日本を出国する香港居住の訪日客(有効回答3,740)・n=3,740・実査:2025-01〜2025-12・空港・港での出国時聞き取り調査)
- [2] YouGov「Hong Kong travellers reassess international trips amid rising costs and changing destination perceptions」(2025年12月・公開レポート・対象:香港在住の18歳以上・n=510・実査:2025-10-20〜2025-11-11・オンライン調査(YouGov Surveys: Serviced))