台湾の食品・飲料の生活者調査
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台湾で食品・飲料の生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。
調査設計の要点
- 対象は繁体字中国語(台湾華語)で募集し、インタビューも台湾華語で行います。年配層には台湾語(閩南語)が日常語の人もいるため、55歳以上を含める場合は言語の指定を確認します。
- デリバリーの首選平台が18〜25歳と北部で反転している(MIC 2026年3月)ため、年齢帯(18〜25・26〜35・36〜55)と居住地域(北部・中部・南部)を割り付けて募集すると、行動の違いが読み取れます。
- 家計パネルは「まとめ買い」傾向を示しているので、直近の買い物1回分を写真や画面共有で見せてもらう「買い物かご振り返り」型の設計が向いています。外食時の飲料など、店頭外の飲食機会も質問に含めます。
- オンラインパネルは都市部・若年層に偏りやすいため、中南部や高年齢層の食習慣を「台湾全体」として読み過ぎないようにします。
現地の調査で分かっていること
台湾の家計購買パネルによると、2026年の日用消費財(FMCG)の売上は前年比4.8%成長の見通しです。過去3年は1回あたりの購入金額が増える一方で購入頻度は下がっており、「一度にまとめて買う」傾向が強まっています。
出典:Worldpanel by Numerator(旧 Kantar 消費者指數)(2026年1月)[1]
台湾の生活者が外食時に食事と一緒に買う飲料は、飲料全体の売上の20%を占め、そのうち茶系飲料が4割と最大です。
出典:Worldpanel by Numerator(旧 Kantar 消費者指數)(2026年1月)[1]
台湾の世帯では、スナック・デザート・健康補助食品などの食品カテゴリーで1人当たり支出が前年比およそ7〜12%増えました(2024年第3四半期)。また過去1年に海外から日用消費財を購入した世帯は2割近くで、健康補助食品・ビスケット・スナックが上位でした。
出典:Kantar Worldpanel(2025年2月)[2]
台湾のインターネット利用者のうち、2025年にフードデリバリーを使った人は前年から5%近く減りました。利用者の36.4%はプラットフォームの会員サービスを契約しており、近2年とも約7割が「配送料が高すぎる」ことを利用中止の理由に挙げています。
出典:資策會產業情報研究所(MIC)(2026年3月)[3]
台湾のデリバリー利用者のうち、18〜25歳と北部ではUber Eatsが初めてfoodpandaを上回って最もよく使う平台になり、両社の常用率の差は2023年の16%から2025年には1.3%まで縮まりました。
出典:資策會產業情報研究所(MIC)(2026年3月)[3]
AIインタビューの設問例
上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。
- Q1最近、食品や飲料をまとめ買いした時のことを思い出してください。どこで、何を、どのくらいの量を買いましたか。その買い方を選んだ理由も教えてください。
- Q2外食の時に飲み物を一緒に頼む場合、どんな飲み物を選ぶことが多いですか。お茶系の飲料を選ぶ時と選ばない時の違いを教えてください。
- Q3この1年で、海外の食品やお菓子を通販などで買ったことはありますか。何を買い、台湾で買える商品と比べてどこが魅力でしたか。
- Q4フードデリバリーを使う頻度は去年と比べて変わりましたか。変わったとしたら、どんなきっかけ(配送料、商品の値段、会員サービスなど)がありましたか。
- Q5foodpandaとUber Eatsのどちらを主に使っていますか。切り替えたことがあれば、その理由を具体的に教えてください。
Fast Insight で台湾の生活者に聴く
- パネル募集で対応する言語
- 中国語
- 料金の目安
- 1インタビューあたり ¥10,000(ライト:11〜20分、パネル募集、税別)
よくある質問
- Q. 台湾で食品・飲料のインタビューをする場合、どの言語で行いますか。
- 台湾華語(繁体字中国語)で行うのが基本です。回答者向けの画面も繁体字で表示され、研究者は日本語で設計・閲覧できます。高年齢層を含める場合は台湾語の話者が混ざる可能性を踏まえて募集条件を設定します。
- Q. 上で紹介した調査結果はどのように使えばよいですか。
- まとめ買い傾向やデリバリー利用の変化といった「全体の方向」を仮説として置き、インタビューではその背景にある生活者の判断理由を掘り下げる使い方が向いています。パネル調査の数値をそのまま自社商品の需要に置き換えることは避けてください。
- Q. ガイドの長さはどのくらいが適切ですか。
- 食品・飲料の場合、購入場面の振り返り、選択理由、代替品との比較、改善要望の4パートで20〜30分程度に収まる質問数が目安です。コンセプト評価を加える場合は刺激物を1〜2点に絞ると回答が深まります。
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関連する調査ガイド
出典
本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。
- [1] Worldpanel by Numerator(旧 Kantar 消費者指數)「《2026 台灣民生消費十大趨勢報告》揭曉FMCG產業年度洞察」(2026年1月・公開レポート・対象:台湾の一般世帯(家計購買パネル)・実査:台湾の家計購買パネルの継続追跡(2025年)・家計購買パネルの実購買データ)
- [2] Kantar Worldpanel「Top 10 trends in Taiwan's FMCG market for 2025」(2025年2月・公開レポート・対象:台湾の一般世帯(家計購買パネル)・実査:2024年(第3四半期までの家計購買データ)・家計購買パネルの実購買データ)
- [3] 資策會產業情報研究所(MIC)「【外送大調查】兩大外送龍頭連年縮小常用差距 2025年僅相差1.3% Uber Eats首度成為18-25歲與北部消費者首選」(2026年3月・プレスリリース・対象:台湾のインターネット利用者・n=1,068・実査:2025年10月下旬〜11月上旬・オンライン調査(95%信頼区間で誤差±3.0%))