フィリピンの小売・ECの生活者調査
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フィリピンで小売・ECの生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。
調査設計の要点
- オンラインショッパーの多く(87%が月1回以上)はShopee・Lazada・TikTok Shopを併用しているため、直近の注文画面を画面共有で見せてもらいながら、配達・手数料・返品の体験を聞く方法が向いています。
- メガセール(9.9や11.11)の直後に実査すると、63%が楽しみにしている一方で56%が慎重になっているという矛盾を、実際の購入履歴で確かめられます。
- オンラインパネルは都市部の若年層に偏るため、サリサリストアが中心の地方生活者や35歳以上の層を募集枠で確保し、オンラインとオフラインの使い分けを聞きます。
- 言語は英語で募集・質問し、回答はタグリッシュを想定します。BNPLやライブ配信の利用は若年層に偏る点を読みに反映します。
現地の調査で分かっていること
フィリピンのオンラインショッパー500人のうち、43%が週1回以上、87%が月1回以上オンラインで買い物をしています。88%は期日通りの配達が保証されるなら追加料金を払ってもよいと答え、58%は決済時に想定外の手数料が出るとカートを放棄すると答えました。
出典:Milieu Insight(2026年6月)[1]
同じ調査では、46%が返品・返金に応じない出品者からは買わなくなると答え、40%が後払い(BNPL)を、35%がライブ配信での買い物を利用しています。
出典:Milieu Insight(2026年6月)[1]
2026年8月の東南アジア6か国調査では、フィリピンの生活者の63%が大型セール(メガセール)を今も楽しみにしていると答え、6か国平均の34%を大きく上回りました。一方で56%が生活費の上昇でセール時の買い物に「かなり慎重になった」と答えています。
出典:Milieu Insight(2026年9月)[2]
NielsenIQによると、フィリピンではサリサリストアが2024年に販売額5%増で小売の中心であり続け、オンラインは全体に占める割合がまだ小さく、非食品が成長を牽引しています。生活者は買い物頻度を減らし、1回あたりの支出を増やしています。
出典:NielsenIQ(2025年5月)[3]
Worldpanelの家計パネルでは、オンラインで最も買われているカテゴリーは紙おむつで、冷凍肉と甘くないスナックはディスカウントストアで最も多く買われています。
出典:Worldpanel by Numerator(2026年8月)[4]
AIインタビューの設問例
上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。
- Q1最後にオンラインで注文した商品について、どのアプリで、何を決め手に買ったかを教えてください。
- Q2配達が遅れたり、決済時に想定外の手数料が出たりした経験があれば、その時どうしたか教えてください。
- Q3直近のメガセールで買ったものと、買うのをやめたものを教えてください。何が判断を分けましたか。
- Q4後払い(BNPL)やライブ配信での買い物を使ったことがあれば、どんな商品で、なぜその方法を選んだのか教えてください。
- Q5サリサリストアやスーパーで買うものと、オンラインで買うものはどう分けていますか。
Fast Insight でフィリピンの生活者に聴く
- パネル募集で対応する言語
- フィリピン語(タガログ)・英語
- 料金の目安
- 1インタビューあたり ¥10,000(ライト:11〜20分、パネル募集、税別)
よくある質問
- Q. フィリピンのEC調査は何語で行えばよいですか。
- 英語で募集・質問して問題ありません。回答は英語とタガログ語が混ざるため、母語で自由に話してもらい、日本語の書き起こしで読む設計が自然です。アプリの画面は英語表示が一般的です。
- Q. 上の調査結果はどう使えばよいですか。
- 配達の信頼性・手数料の透明性・返品対応が価格以上に重視されるという構造を前提に、自社の商品やストアで「どこで信頼が崩れるか」を聞く論点に絞ります。数値は結論ではなく、質問の優先順位を決める材料として使います。
- Q. ガイドの長さと方法はどのくらいが適切ですか。
- 直近の注文体験を1件深掘りし、セール時の判断を加える構成で10〜15分、8〜10問が目安です。アプリの画面共有を入れる場合は質問を減らし、実際の操作を見せてもらう時間を確保します。
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関連する調査ガイド
出典
本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。
- [1] Milieu Insight「Better service tops the wishlist for Filipino online shoppers in 2025」(2026年6月・公開レポート・対象:フィリピン全国のオンラインショッパー・n=500・実査:2025年(時期の明記なし)・オンライン調査)
- [2] Milieu Insight「Mega-Sales Are Still an In-thing, But Southeast Asia Is Getting Smarter With Shopping」(2026年9月・公開レポート・対象:シンガポール・マレーシア・タイ・インドネシア・ベトナム・フィリピンのオンラインショッパー・n=3,008・実査:2026-08-07〜11・オンライン調査)
- [3] NielsenIQ「Asia Channel Dynamics」(2025年5月・公開レポート・対象:フィリピンを含むアジア各国の小売販売データ・実査:2024年通年・小売計測)
- [4] Worldpanel by Numerator「Filipinos 'feel added pressure' in running their households (Shopperscope 2026)」(2026年8月・公開レポート・対象:フィリピンの世帯(家計パネル)・実査:2026-01〜04・家計パネル+世帯意識調査)