インドの化粧品・パーソナルケアの生活者調査

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インド化粧品・パーソナルケアの生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。

調査設計の要点

  • 美容のオンライン購入はクイックコマースが伸びており(オンライン美容の約16%)、スキンケア・ヘアケア・ボディケアの補充買いが中心です。日用的な補充と発見型の購買(メイクなど)で意思決定が違うので、対象カテゴリーをどちらかに絞って設計します。
  • 偽造品への不安(40%が遭遇)は購入経路の選択に直結します。ECアプリの画面共有をしながら、どこで正規品かを判断しているかを見せてもらう方法が有効です。
  • 対象者は都市ティアと肌タイプ・気候帯(乾燥した北部、湿度の高い沿岸部)で分けます。ティア2以下の都市の需要が最も速く伸びているため、ティア1だけに絞ると成長層を見落とします。
  • 言語はヒンディー語・英語が中心ですが、南部の生活者にはタミル語・テルグ語などで聞くと成分や使用感の表現が具体的になります。インフルエンサーの影響が強いので、参考にしている発信者やコンテンツも聞き取ります。

現地の調査で分かっていること

  1. インドの318地区の生活者2万3千人超のうち、過去3年に偽造化粧品に1回以上出会った人は40%、化粧品でアレルギー反応を経験した人は26%でした。偽造品の入手経路はオンラインが23%で最も多く、美容・雑貨店が18%、露店が14%と続きます。

    出典:LocalCircles2026年8月[1]

  2. インドのオンライン美容・パーソナルケアの流通総額は2022暦年の約2,100億ルピーから2025暦年に約5,200億ルピーへ2.4倍に拡大し、そのうちクイックコマース経由の比率は約2%から約16%に高まりました。クイックコマース全体の流通総額に占める美容の割合も2.8%から8%に上がっています。

    出典:Redseer2026年3月[2]

  3. 2025年1〜10月のトラッキングでは、インドの美容・パーソナルケア(クイックコマースを除く)のオンライン浸透率は約20%で、ティア2以下の都市からの需要は約26%の伸びと、全体を上回る速さで拡大しています。

    出典:Redseer2025年12月[3]

  4. Redseerは、インドの美容・パーソナルケアの規模が2030年に400億米ドルに達し世界4位の国になると推計しています。2026年度見込みで売上1,500億ルピーを超えるブランドは約20社にとどまり、Z世代と次の世代が美容支出の最大の層になりつつあります。

    出典:Redseer2026年2月[4]

AIインタビューの設問例

上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。

  1. Q1直近で化粧品やスキンケアをクイックコマースやECアプリで買ったときのことを、何をきっかけにどの商品を選んだかを含めて教えてください。
  2. Q2化粧品を買うときに「偽物かもしれない」と感じた経験があれば、そのときどう判断し、最終的にどこで買いましたか。
  3. Q3肌に合わなかった商品に出会ったとき、その後の商品選びや情報の集め方はどう変わりましたか。
  4. Q4新しい美容ブランドを知る経路(SNS、友人、店頭など)で、最近実際に購入につながったものを1つ思い出して教えてください。
  5. Q5成分や皮膚科医の推奨といった情報は、あなたの商品選びでどのくらい重要ですか。具体的に確認している項目があれば教えてください。

Fast Insight でインドの生活者に聴く

パネル募集で対応する言語
ヒンディー語・英語
料金の目安
1インタビューあたり ¥10,000(ライト:11〜20分、パネル募集、税別)

よくある質問

Q. インドの美容調査は、どの都市や層を対象にすべきですか。
都市ティア1に加えて、需要の伸びが速いティア2以下の都市を含めることをおすすめします。年齢はZ世代(18〜28歳)とミレニアル世代(29〜44歳)を分け、性別や肌の悩みで割付を設けると解釈しやすくなります。
Q. インタビューはどの言語で実施しますか。
北部ではヒンディー語、南部ではタミル語やテルグ語など、回答者の母語で実施するのが自然です。英語が得意な都市部の若年層でも、使用感の細かな表現は母語のほうが豊かになります。
Q. 紹介した数値は自社商品の調査にどう活かせばよいですか。
偽造品への不安やクイックコマースの伸びといった数値は、参加者に聞く場面を決めるヒントとして使います。数値そのものを再検証するのではなく、その背景にある行動や判断基準を深掘りする設計にすると成果物が具体的になります。

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出典

本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。

  1. [1] LocalCircles25% consumers who purchased cosmetic products had allergic reactions」(2026年8月・プレスリリース・対象:インドの318地区に住む世帯の生活者(ティア1が46%)・n=23,000・実査:過去3年間(2023〜2026年)の経験を聴取・オンライン調査(LocalCirclesコミュニティ)
  2. [2] RedseerBeauty & Personal Care in Quick Commerce: Key Trends」(2026年3月・公開レポート・Redseerによる流通総額(GMV)推計
  3. [3] RedseerTracking Growth Across Public Market-Relevant Internet Sectors」(2025年12月・公開レポート・実査:2025年1〜10月のトラッキング・Redseerによるセクター別トラッキング推計
  4. [4] RedseerIndia's $40Bn Beauty & Personal Care Market: Growth, Shifts, and Opportunities for 2030」(2026年2月・公開レポート・Redseerによる推計レポート(概要ページ)