インドの日用品の生活者調査
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インドで日用品の生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。
調査設計の要点
- 日用品の数量成長は農村部が都市部を上回っており(2025年10〜12月期は農村2.9%対都市2.3%)、都市部のオンラインパネルだけで全国を語れません。農村部や小都市の世帯を対象にする場合は、地域言語での実施と小容量パック(5〜10ルピー)の購買実態を前提にします。
- クイックコマースの利用者はメトロの高所得層に偏るため、日用品の補充行動を見るなら、近隣のキラナ(小売店)とアプリを併用する世帯を選び、どの品目をどちらで買うかを家庭内で見せてもらう家庭内使用インタビューが向いています。
- ホームケアとパーソナルケアは同じHPCで集計されますが、購買の意思決定者(主婦層、同居家族、若年単身者)が異なります。世帯構成と決定者を参加条件に入れます。
- ベビーケアやペットケアは公開の一次調査が少ないため、上記の数値をそのまま当てはめず、カテゴリー固有の探索インタビューから仮説を作る設計にします。
現地の調査で分かっていること
2025年10〜12月期のインドでは、ホームケア・パーソナルケア(HPC)の販売数量の伸びが1.9%にとどまり、日用消費財全体の金額成長7.8%を下回りました。数量の伸びは農村部2.9%、都市部2.3%と農村部が8四半期連続で都市部を上回っています。
出典:NielsenIQ(2026年3月)[1]
2025年4〜6月期のインドでは、ホームケア・パーソナルケアの消費が7.5%伸び、日用消費財全体は金額で13.9%、数量で6%の成長でした。数量の伸びは農村部8.4%に対し都市部4.6%で、8メトロ都市ではECが日用消費財金額の11〜13%を占めています。
出典:NielsenIQ(2025年8月)[2]
インドのクイックコマースの流通総額の85〜90%は食料品や日用品などの生活必需品で、7,000か所超の小型配送拠点が支えています。ただしオンライン食料品の浸透率は食料品全体の約1.5%、メトロ都市でも6〜7%にとどまります。
出典:Bain & Company(Flipkartと共同)(2026年4月)[3]
インドのクイックコマースの月間取引者は2025年7月時点で3,300万人、150都市超に広がっています。典型的な利用者は年収120万ルピー超のメトロ・ティア1都市に住む18〜44歳で、注文は朝7〜11時と夜18〜22時、週末や給料日に集中します。
出典:Redseer(2025年11月)[4]
AIインタビューの設問例
上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。
- Q1洗剤や石けんなどの日用品を最近買い足したとき、どこで(近所の店、スーパー、アプリ)どのサイズを選び、その理由は何でしたか。
- Q2家の中で日用品を買う人は誰で、ブランドや店を変えるときは家族でどんな相談をしますか。最近変えた例があれば教えてください。
- Q3クイックコマースやECで日用品を注文する場面と、あえて近所の店で買う場面はどう違いますか。直近の例で教えてください。
- Q4日用品の価格が上がったとき、量を減らす、安い銘柄に変える、小さいパックにするなど、実際にとった行動を教えてください。
- Q5赤ちゃんやペットのケア用品を買っている場合、情報をどこから得て、何を最も重視して選んでいるかを具体的に教えてください。
Fast Insight でインドの生活者に聴く
- パネル募集で対応する言語
- ヒンディー語・英語
- 料金の目安
- 1インタビューあたり ¥10,000(ライト:11〜20分、パネル募集、税別)
よくある質問
- Q. インドの日用品調査では、都市部と農村部のどちらを対象にすべきですか。
- 目的によります。数量の伸びは農村部が都市部を上回る一方、クイックコマースなど新しい購買行動はメトロ都市に集中しています。両方を含める場合は居住地で割付を分け、結果を混ぜずに読むことが大切です。
- Q. インタビューはどの言語で実施しますか。
- 北部・中部はヒンディー語、南部はタミル語やテルグ語などの地域言語で実施すると、日用品の銘柄名や使い方の話が具体的になります。都市部の若年層は英語混じりでも問題ありません。
- Q. 紹介した数値は自社の調査にどう活かせばよいですか。
- 販売データの伸び率や経路の比率は、聞くべき場面を決める材料として使います。例えば「必需品の補充はどこで買うか」を直近の購入例で掘り下げると、数値の背景にある家庭内の役割や判断が見えてきます。
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関連する調査ガイド
出典
本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。
- [1] NielsenIQ「NIQ: GST 2.0 Transition Reshapes India's FMCG Growth Landscape」(2026年3月・プレスリリース・実査:2025年10〜12月期・NIQ小売販売データ(リテールメジャメント))
- [2] NielsenIQ「Rural Fuels India's 13.9% FMCG Growth in Q2, While Urban Recovery Gains Momentum」(2025年8月・プレスリリース・実査:2025年4〜6月期・NIQ小売販売データ(リテールメジャメント))
- [3] Bain & Company(Flipkartと共同)「How India Shops Online 2026」(2026年4月・公開レポート・Bainによる推計(取引データと各種調査の統合))
- [4] Redseer「Quick Commerce, Quicker Decisions: Is Your Brand Strategy Future-Ready?」(2025年11月・公開レポート・Redseerによる推計と利用者プロファイル分析)