インドのヘルスケアの生活者調査
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インドでヘルスケアの生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。
調査設計の要点
- ヘルスケアアプリやウェアラブルの保有率は高い(PwC調査で80%)一方、フィットネス機器を使い続けている人は21%です。「持っている」と「使い続けている」を参加条件で分け、離脱した人の声を必ず含めます。
- フィットネス施設の加入率は0.8%で、売上の56%が上位10都市に集中しています。ジムやスタジオの調査はメトロ都市の中高所得層に限定し、全国の生活者の数値として読まないようにします。
- 健康的な代替品が高いと感じる人が51%います。サプリメントや健康食品のコンセプトテストでは、価格と入手経路(薬局、EC、クイックコマース)をセットで提示して反応を聞きます。
- 医療行為や治療の効果に関する質問は避け、日常の習慣・購入・アプリ利用に絞ります。地域言語(タミル語、テルグ語など)で聞くと、家庭で受け継がれた健康習慣やアーユルヴェーダとの関係が具体的に語られます。
現地の調査で分かっていること
2025年1〜2月の調査で、インドの成人の食料品購入者の53%が健康改善のために積極的に行動しており、今後1年で食物繊維の多い食品を増やす予定の人は49%、植物性たんぱく質は37%でした。ウェアラブル機器をすでに購入した人は56%、今後1年で購入予定の人は40%です。一方で51%は「健康的な代替品は高い」と感じています。
出典:NielsenIQ(2025年6月)[1]
インドの18歳以上の生活者1,031人のうち、80%が運動・体重・心の健康を管理するためにヘルスケアアプリかウェアラブル機器を使っており、世界平均の70%を上回ります。60%は生成AIで個別の食事プランを作ることに前向きです。
出典:PwC(2026年9月)[2]
インドのフィットネス施設の会員は2024年に1,230万人で、18〜62歳人口に対する加入率は0.8%にとどまります。Deloitteは2030年に2,320万人・1.7%へ伸びると推計し、規模は1,620億ルピーから3,770億ルピーへ年率15%で拡大する見通しです。上位10都市が売上の56%を占めます。
出典:Deloitte India(Health & Fitness Associationと共同)(2025年9月)[3]
インドの278地区の生活者3万3千人超のうち、購入したフィットネスバンドや時計を積極的に使い続けている人は21%にとどまり、79%は使っていない機器を1台以上持っています。利用者の主な用途は歩数の記録が66%、心拍の確認が34%でした。
出典:LocalCircles(2024年10月)[4]
AIインタビューの設問例
上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。
- Q1健康のために最近始めた、または続けている習慣を1つ選んで、きっかけと続けられている理由を教えてください。
- Q2ヘルスケアアプリやウェアラブル機器を使っている場合、直近1週間でどの機能を何のために見ましたか。使わなくなった機器があれば、その理由も教えてください。
- Q3健康的な食品やサプリメントを買おうとして価格で迷った経験があれば、そのとき何と比べてどう決めたかを教えてください。
- Q4ジムやフィットネスのサービスを検討したことがあれば、加入を決めた、または見送った理由を具体的に教えてください。
- Q5AIに食事や運動の提案をしてもらうとしたら、どんな情報なら任せてよいと思いますか。逆に任せたくない理由があれば教えてください。
Fast Insight でインドの生活者に聴く
- パネル募集で対応する言語
- ヒンディー語・英語
- 料金の目安
- 1インタビューあたり ¥10,000(ライト:11〜20分、パネル募集、税別)
よくある質問
- Q. インドのヘルスケア調査で気をつけるべき点は何ですか。
- 医療や治療の効果に踏み込む質問は避け、日々の習慣や購入行動、アプリの使い方に絞ることが大切です。地域や宗教によって食習慣や伝統的な健康法が異なるため、居住地と食の制約を参加条件に入れると解釈が安定します。
- Q. インタビューはどの言語で実施しますか。
- 都市部の若年層は英語混じりのヒンディー語で話せますが、健康習慣や家庭の食事の話は母語のほうが具体的です。南部の生活者にはタミル語やテルグ語など地域言語で実施することをおすすめします。
- Q. 紹介した数値は自社の調査にどう活かせばよいですか。
- アプリ利用率やウェアラブル保有率は、参加者の条件と聞く場面を決める材料に使います。例えば「保有しているが使っていない」層を意図的に集めると、継続を妨げる要因が具体的にわかり、商品やサービスの改善点に直結します。
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関連する調査ガイド
出典
本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。
- [1] NielsenIQ「NIQ: Indian Consumers Are Taking Charge of Their Health Through Smarter Food and Tech Choices」(2025年6月・プレスリリース・対象:19か国の成人の食料品購入者(インドを含む)・n=19,000・実査:2025年1〜2月・オンライン調査(Global State of Health & Wellness 2025))
- [2] PwC「PwC's Voice of the Consumer 2025: India perspective」(2026年9月・公開レポート・対象:インド21州・2連邦直轄領に住む18歳以上の生活者・n=1,031・実査:2025年・オンライン調査)
- [3] Deloitte India(Health & Fitness Associationと共同)「India's fitness market to double by 2030 per a Deloitte and HFA report」(2025年9月・プレスリリース・対象:インドの40都市超に住む生活者・n=3,000・生活者調査と業界データの統合)
- [4] LocalCircles「Fitness trackers survey: only 21% actively use the devices they bought」(2024年10月・プレスリリース・対象:インドの278地区に住む生活者(ティア1が48%)・n=33,000・オンライン調査(LocalCirclesコミュニティ))