マレーシアの化粧品・パーソナルケアの生活者調査
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マレーシアで化粧品・パーソナルケアの生活者調査を計画する方に向けて、現地の調査会社・公的機関が公開した最新の調査結果と、AIインタビューで聴くときの設計の要点・設問例をまとめました。数値はすべて各社の発表を日本語で要約したもので、ページ末尾の出典から原文を確認できます。
調査設計の要点
- スキンケア使用者の74%が薬局で購入し、62%がオンラインでも買うため、ショッパージャーニー型のインタビューでは「薬局での最後の購入」と「ECでの最後の購入」を分けて振り返ってもらうと使い分けの理由が見えます。
- 民族によってブランド選好が異なり、中華系では日本のスキンケアを検討する人が約3分の2に達します。マレー系・中華系・インド系を分けて割り付け、ハラル認証の意味づけも民族ごとに聞きます。
- 皮脂・テカリ(46%)が首位の悩みである高温多湿の国なので、日本国内の「保湿」前提のコンセプトはそのまま持ち込まず、コンセプトテストでは効果訴求を現地の悩みに合わせて複数案で比較します。
- オンラインパネルは都市部・若年層に偏りやすく、K-Beauty検討率が高い35〜44歳や高所得層の声が過大に見える恐れがあります。年齢帯を18〜24、25〜34、35〜44、45歳以上で分けて読みます。
現地の調査で分かっていること
マレーシアの成人スキンケア使用者2,221人のうち、購入チャネルとして薬局を使う人は74%で最多、オンラインは62%(2025年の53%から上昇)、スーパーは32%でした。
出典:Vodus Research(2026年8月)[1]
同じ調査で、肌の悩みは「皮脂・テカリ」が46%で首位、次いで「シミ・色素沈着」34%、「乾燥」32%、「ニキビ」31%でした。求める効果は「皮脂コントロール」41%、「エイジングケア」33%、「日焼け対策」30%の順です。
出典:Vodus Research(2026年8月)[1]
情報源では、スキンケア使用者の62%がSNSで情報を集め、72%がブランド広告よりも生活者のレビューを信頼し、53%は美容系インフルエンサーが薦めた商品を買いやすいと答えました。
出典:Vodus Research(2026年8月)[1]
日本のスキンケア(J-Beauty)の認知は2025年の41%から2026年に64%へ、購入検討は28%から51%へ上昇しました。中華系マレーシア人ではおよそ3人に2人が日本のスキンケアを検討対象にしています。
出典:Vodus Research(2026年8月)[2]
マレーシアの18〜74歳のうち直近6か月にECで購入した631人では、美容・化粧品をオンラインで買った人は29%で、前年の35%から低下しました。
出典:Ipsos(2025年11月)[3]
AIインタビューの設問例
上の調査結果を「なぜ」まで掘り下げるための設問です。Fast Insight では研究者が日本語で設問を書き、AIモデレーターが回答者の言語で1対1のインタビューを行います。
- Q1最後にスキンケア商品を買ったのはどこで、何を買いましたか。そのお店やサイトを選んだ理由を教えてください。
- Q2今いちばん気になっている肌の悩みは何ですか。その悩みに対して、いま使っている商品はどの程度応えてくれていますか。
- Q3新しいスキンケア商品を試す前に、どこで情報を集めますか。最近参考にしたレビューや投稿があれば、その内容を教えてください。
- Q4日本や韓国のスキンケアブランドについて、どんな印象を持っていますか。使ったことがあれば、そのときの体験を教えてください。
- Q5薬局で買う商品とオンラインで買う商品を使い分けていますか。使い分けているなら、その基準を教えてください。
Fast Insight でマレーシアの生活者に聴く
- パネル募集で対応する言語
- マレー語・英語
- 料金の目安
- 1インタビューあたり ¥10,000(ライト:11〜20分、パネル募集、税別)
よくある質問
- Q. マレーシアの化粧品調査では、どの言語で聞くのが適切ですか。
- マレー語と英語を基本にし、中華系の回答者にはマンダリンも選べるようにします。成分名やブランド名は英語表記のまま示すと回答者が迷いません。ガイドは日本語で作成し、実査時に翻訳します。
- Q. ハラル認証の有無はどのように聞けばよいですか。
- 認証の重要度を直接尋ねるより、最近の購入で認証を確認したか、確認しなかった場合はなぜかを聞く方が実態に近づきます。民族や宗教によって意味づけが異なるため、対象者の属性ごとに分けて読み解きます。
- Q. 日本ブランドの評価を聞く場合の注意点はありますか。
- 日本発であることを最初に明かすと好意的な回答に寄りやすいため、まずは無記名のコンセプトとして評価してもらい、その後に原産国を明かして印象の変化を聞く二段構えが有効です。上の調査結果は仮説づくりの参考として使い、結論は自社データで確かめてください。
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関連する調査ガイド
出典
本ページの数値は、以下の各社・各機関の公開資料を Fast Insight が日本語で要約したものです。原文の解釈や最新の数値は、それぞれの発表元をご確認ください。
- [1] Vodus Research「Malaysia Skincare Market Trends 2026: What Brands Need to Know」(2026年8月・公開レポート・対象:マレーシア在住の成人スキンケア使用者(半島部・東マレーシア)・n=2,221・実査:2026-05-28〜06-15・オンライン調査(OMTOS))
- [2] Vodus Research「How K-Beauty and J-Beauty are Gaining Ground in Malaysia」(2026年8月・公開レポート・対象:マレーシア在住の成人スキンケア使用者(半島部・東マレーシア)・n=2,221・実査:2026-05-28〜06-15・オンライン調査(OMTOS))
- [3] Ipsos「E-commerce Landscape in 2025(Ipsos Malaysia Press Release)」(2025年11月・プレスリリース・対象:マレーシア在住の18〜74歳(全国代表サンプル)・n=1,024・実査:2025-06・調査(15のECプラットフォームを対象))